8AM4|第8回 公認心理師国家試験 過去問
振動や大きな音がしたときに、乳児が両手を広げて抱きつくような姿勢をとる反射として、正しいものを1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、乳児期にみられる原始反射のうち、モロー反射の特徴が問われています。
キーワードは、「振動や大きな音」「両手を広げる」「抱きつくような姿勢」です。
解説
モロー反射は、乳児が大きな音、身体の急な傾き、振動などに反応して、両腕を広げた後、抱きつくように腕を戻す反射です。
出生直後からみられる原始反射の一つで、乳児の神経発達を確認するうえで重要です。通常は発達とともに消失していきます。
原始反射は、発達初期の神経系の状態を反映します。出現しない、左右差が大きい、消失すべき時期を過ぎても強く残るといった場合には、神経学的評価が検討されることがあります。
発達心理学のポイント
乳児の反射は、刺激と反応の組合せで覚えます。大きな音や姿勢変化で両手を広げるのはモロー反射です。
選択肢の確認
1.把握反射
判定:適切とはいえない。
把握反射は、乳児の手のひらに触れると指を握る反射です。大きな音や振動に対して両手を広げる反射ではありません。
2.吸てつ反射
判定:適切とはいえない。
吸てつ反射は、口に乳首などが触れると吸う反射です。授乳に関係する反射であり、問題文の反応とは異なります。
3.モロー反射
判定:正しい。
大きな音や振動、姿勢の急な変化などに対して、乳児が両手を広げ、抱きつくような姿勢をとる反射です。問題文の説明に合致します。
4.バビンスキー反射
判定:適切とはいえない。
バビンスキー反射は、足底を刺激すると足の親指が背屈し、他の指が開く反射です。問題文の上肢を広げる反応とは異なります。
5.ルーティング反射
判定:適切とはいえない。
ルーティング反射は、口の周囲に触れられると、その方向に顔を向けて乳首を探す反射です。大きな音や振動への反応ではありません。
覚えるポイント
- モロー反射は、大きな音や振動で両手を広げ、抱きつくように戻す反射です。
- 把握反射は手のひら刺激、吸てつ反射は吸う反応、ルーティング反射は乳首を探す反応です。
- 原始反射は、乳児の神経発達を理解する手がかりになります。