8PM134|第8回 公認心理師国家試験 過去問
子ども虐待事案における一時保護について、適切なものを2つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 4・5
正答
4、5
この問題のポイント
この問題では、子ども虐待事案における一時保護の目的と機能について問われています。
2つ選ぶ問題なので、一時保護において子どもの生活・教育・観察がどのように扱われるかを確認します。
解説
一時保護は、子どもの安全確保、緊急保護、行動観察、アセスメント、今後の援助方針の検討などを目的として行われます。
虐待が疑われる場合、子どもの生命や安全を守ることが最優先です。一時保護中には、子どもが安心して生活できる環境を確保しながら、生活態度、行動、対人関係、心身の状態、家族との関係などを職員が共に生活しながら観察します。
また、一時保護中であっても、子どもの学習や教育の機会をできる限り確保することが重要です。子どもは保護されたことで日常生活から切り離されるため、通学や学習支援への配慮が求められます。
一方、観護処遇は少年鑑別所などの文脈で用いられる表現であり、児童虐待における一時保護の目的としては適切ではありません。
児童福祉のポイント
一時保護は、安全確保だけでなく、生活の観察、アセスメント、教育機会の保障、今後の支援方針の検討を含みます。
選択肢の確認
1.都道府県知事が決定する。
判定:誤り。
一時保護は児童相談所長が行う権限として理解します。都道府県知事が直接決定するという説明は適切ではありません。
2.保護期間は4週間を限度とする。
判定:誤り。
一時保護の期間は原則として2か月を超えてはならないと整理されます。4週間を限度とするという説明は不適切です。
3.目的は観護処遇を行うことである。
判定:誤り。
観護処遇は少年鑑別所などの文脈で用いられます。児童虐待事案における一時保護の目的は、子どもの安全確保、観察、アセスメント、支援方針の検討です。
4.子どもの通学や教育の機会を確保することが推奨されている。
判定:正しい。
一時保護中であっても、子どもの教育機会をできる限り確保することが重要です。学習の継続や通学への配慮が求められます。
5.子どもの生活態度、行動、対人関係等を職員が共に生活しながら観察する機能を持つ。
判定:正しい。
一時保護には、職員が子どもと生活を共にしながら、心身の状態、生活態度、行動、対人関係を観察し、支援方針を考える機能があります。
覚えるポイント
- 一時保護は、子どもの安全確保とアセスメントのために行われます。
- 一時保護中も、通学や教育の機会を確保することが重要です。
- 生活を共にしながら、子どもの行動や対人関係を観察する機能があります。