8PM115|第8回 公認心理師国家試験 過去問
強いストレスやトラウマによって生じる解離症状に該当するものを1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、強いストレスやトラウマに関連して生じる解離症状が問われています。
キーワードは、「解離」と「とん走」です。
解説
解離とは、意識、記憶、同一性、知覚、感情、身体感覚などの統合が一時的に損なわれる状態です。強いストレスやトラウマ体験と関連して生じることがあります。
とん走は、解離性とん走として知られ、突然ふだんの生活場所から離れて移動し、その間の記憶が欠けたり、自分が誰であるかについて混乱したりする状態です。
解離症状には、解離性健忘、離人感、現実感消失、同一性の混乱、解離性とん走などが含まれます。
支援では、症状を詐病や怠けと決めつけず、安全確保、安定化、トラウマインフォームドな理解、医療機関との連携が重要です。
トラウマケアのポイント
解離は、強い苦痛から心を守る反応として生じることがあります。まず安全と安定化を優先し、無理に詳細な想起を迫らないことが重要です。
選択肢の確認
1.多動
判定:適切とはいえない。
多動は、落ち着きなく動き回る状態で、AD/HDなどでみられます。解離症状そのものではありません。
2.妄想
判定:適切とはいえない。
妄想は、現実に反する確信が訂正困難に持続する状態です。精神病性症状として理解され、解離症状とは区別されます。
3.とん走
判定:正しい。
とん走は、解離症状の一つです。強いストレスやトラウマを背景に、突然移動し、その間の記憶や自己同一性に障害が生じることがあります。
4.強迫観念
判定:適切とはいえない。
強迫観念は、自分でも不合理と感じながら繰り返し浮かぶ考えです。強迫症でみられる症状であり、解離症状ではありません。
5.常同運動
判定:適切とはいえない。
常同運動は、反復的で目的の乏しい運動です。神経発達症などでみられることがありますが、解離症状ではありません。
覚えるポイント
- とん走は、解離症状に含まれます。
- 解離では、意識、記憶、同一性、知覚などの統合が一時的に損なわれます。
- トラウマ関連症状では、安全確保と安定化を優先します。