8AM41|第8回 公認心理師国家試験 過去問
P. S. Appelbaum らが示した意思決定能力を構成する4要件に該当しないものを1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、P. S. Appelbaum らが示した意思決定能力の4要件が問われています。
「該当しないもの」を選ぶ問題なので、正答は意思決定能力の4要件に含まれない選択肢です。
解説
医療や心理支援における意思決定能力は、本人が説明を受けたうえで、自分に関わる選択を理解し、判断し、表明できるかを評価する概念です。
Appelbaum らが示した意思決定能力の4要件は、一般に次のように整理されます。
- 選択を表明できること
- 関連する情報を理解できること
- 自分の状況にその情報を当てはめて認識できること
- 選択肢を比較し、理由づけて考えられること
つまり、選択の表明、情報理解、認識、論理的思考が重要です。
一方、感情は意思決定に影響するため面接では丁寧に扱う必要がありますが、Appelbaum らの4要件そのものとしては感情の反映は含まれません。
法規・倫理上のポイント
意思決定能力は、本人の意思を尊重するために評価します。能力があるかないかを一律に決めるのではなく、理解、認識、理由づけ、選択表明を具体的に確認します。
選択肢の確認
1.認識
判定:該当する。
認識は、説明された情報が自分自身の状況にどのように関係するかを理解する力です。意思決定能力を構成する要件に含まれます。
2.情報理解
判定:該当する。
情報理解は、支援や治療の内容、利益、不利益、代替手段などを理解する力です。意思決定能力の重要な要件です。
3.感情の反映
判定:正答。該当しない。
感情は意思決定に影響するため支援上は重要ですが、Appelbaum らが示した意思決定能力の4要件には含まれません。
4.選択の表明
判定:該当する。
本人が自分の選択を明確に表明できることは、意思決定能力の要件です。選択が安定しているかも確認します。
5.論理的思考
判定:該当する。
選択肢の利益と不利益を比較し、自分なりの理由づけをして判断する力です。意思決定能力の要件に含まれます。
覚えるポイント
- 意思決定能力の4要件は、選択の表明、情報理解、認識、論理的思考です。
- 感情への配慮は重要ですが、4要件そのものではありません。
- 説明と同意では、本人が理解し、自分の状況に当てはめ、理由づけて選択できるかを確認します。