8AM40|第8回 公認心理師国家試験 過去問
インタビューデータを用いて、障害からの回復プロセスモデルを構築する際の方法として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、インタビューデータからプロセスモデルを構築する質的研究法が問われています。
キーワードは、「インタビューデータ」「回復プロセスモデルを構築」です。
解説
グラウンデッド・セオリー・アプローチは、インタビューや観察などの質的データを分析し、データに根ざした理論やプロセスモデルを生成する方法です。
特に、人がどのような過程をたどって変化するのか、支援や回復がどのように進むのか、当事者の経験がどのように意味づけられるのかを検討する研究に適しています。
本問では、インタビューデータを用いて、障害からの回復プロセスモデルを構築するとあります。既存の数値データを統合するのではなく、語りのデータからプロセスを理論化するため、グラウンデッド・セオリー・アプローチが最も適切です。
研究法のポイント
グラウンデッド・セオリー・アプローチは、質的データから理論を生成する方法です。インタビュー、プロセス、モデル構築という言葉が手がかりになります。
選択肢の確認
1.メタ分析
判定:適切とはいえない。
メタ分析は、複数の量的研究結果を統合し、効果量などを用いて全体的な傾向を分析する方法です。インタビューデータから回復プロセスモデルを構築する方法ではありません。
2.PAC 分析
判定:適切とはいえない。
PAC分析は、個人の態度構造やイメージを、自由連想やクラスター分析、面接などを通して把握する方法です。個人の内的構造を探るには有用ですが、回復プロセスモデルを構築する方法としてはグラウンデッド・セオリー・アプローチが適切です。
3.マルチレベル分析
判定:適切とはいえない。
マルチレベル分析は、個人が学校や職場などの集団に属するような階層構造を持つ量的データを分析する統計手法です。インタビューデータに基づく質的なプロセスモデル構築ではありません。
4.システム論的アプローチ
判定:適切とはいえない。
システム論的アプローチは、家族や組織などを相互作用するシステムとして理解する考え方です。研究法としてインタビューデータから理論を生成する方法そのものではありません。
5.グラウンデッド・セオリー・アプローチ
判定:最も適切。
インタビューデータなどの質的データを分析し、データに根ざした理論やプロセスモデルを生成する方法です。障害からの回復プロセスモデルを構築する方法として最も適切です。
覚えるポイント
- グラウンデッド・セオリー・アプローチは、質的データから理論やモデルを生成します。
- インタビュー、プロセス、モデル構築という条件に合いやすい方法です。
- メタ分析やマルチレベル分析は、主に量的研究の分析方法です。