7AM7|第7回 公認心理師国家試験 過去問
独立変数がどのように操作されているかを参加者にも実験者にも知らせないことを表す用語として、最も適切なものを1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、実験法におけるバイアスの統制が問われています。
キーワードは、「参加者にも実験者にも知らせない」です。
解説
二重盲検法は、参加者だけでなく、実験者にも条件の割り当てや独立変数の操作内容を知らせない方法です。
参加者が自分の条件を知っていると、期待や思い込みによって反応が変わることがあります。また、実験者が条件を知っていると、意図せず態度、説明、観察、評価に影響が出ることがあります。
二重盲検法は、こうした参加者側の期待効果と実験者側の期待効果を抑え、研究結果の内的妥当性を高めるために用いられます。
ひっかけポイント
「参加者に知らせない」だけなら単盲検法が想定されます。本問は「参加者にも実験者にも知らせない」ため、二重盲検法です。
選択肢の確認
1.準実験
判定:適切とはいえない。
準実験は、無作為割り当てが困難な状況などで、既存の群や自然な条件を利用して行う研究デザインです。参加者と実験者の双方に操作内容を知らせない方法ではありません。
2.標準化
判定:適切とはいえない。
標準化は、手続、教示、採点、尺度などを一定にそろえることです。心理検査や実験手続の安定性を高めるために重要ですが、独立変数の操作内容を参加者と実験者の双方に知らせないことを意味しません。
3.二重盲検法
判定:最も適切。
参加者にも実験者にも、独立変数がどのように操作されているかを知らせない方法です。参加者の期待効果と実験者効果を抑えるために用いられます。
4.ディセプション
判定:適切とはいえない。
ディセプションは、研究目的や条件について参加者に一部異なる説明をするなど、欺瞞を含む研究手続です。倫理的配慮や事後説明が必要になりますが、実験者にも知らせないという意味ではありません。
5.無作為割り当て
判定:適切とはいえない。
無作為割り当ては、参加者を条件にランダムに割り当てることです。群間の偏りを減らす方法ですが、参加者や実験者に条件を知らせないことそのものではありません。
覚えるポイント
- 二重盲検法は、参加者にも実験者にも条件を知らせない方法です。
- 参加者の期待効果と実験者効果を抑える目的があります。
- 準実験、標準化、ディセプション、無作為割り当ては、それぞれ別の研究法用語として区別します。