7PM83|第7回 公認心理師国家試験 過去問
測定値の分散に対する真値の分散の割合で定義される値として、正しいものを 1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、心理測定における信頼性係数の定義が問われています。
キーワードは、「測定値の分散に対する真値の分散の割合」です。
解説
古典的テスト理論では、測定値は、真値と誤差から成ると考えます。
信頼性は、測定値のうち、どれだけが真の個人差を反映しているかを示す概念です。したがって、信頼性係数は、測定値の分散に対する真値の分散の割合として定義されます。
プレーンに表すと、次のように整理できます。
信頼性係数 = 真値の分散 / 測定値の分散
信頼性係数が高いほど、測定誤差が少なく、安定した測定ができていると考えます。ただし、信頼性が高いからといって、測りたいものを正しく測れているとは限りません。測りたい概念を適切に測っているかは、妥当性の問題です。
心理アセスメントのポイント
信頼性は「安定して測れているか」、妥当性は「測りたいものを測れているか」です。国家試験ではこの違いがよく問われます。
選択肢の確認
1.相関係数
判定:適切とはいえない。
相関係数は、2つの変数の直線的な関連の強さと方向を表す値です。信頼性の推定に相関が使われることはありますが、測定値の分散に対する真値の分散の割合そのものを表す用語ではありません。
2.変動係数
判定:適切とはいえない。
変動係数は、標準偏差を平均で割った値で、平均の大きさが異なるデータの相対的なばらつきを比較するために用いられます。真値分散の割合を表すものではありません。
3.連関係数
判定:適切とはいえない。
連関係数は、カテゴリカルデータ間の関連の強さを表す指標です。測定値の分散に対する真値の分散の割合ではありません。
4.信頼性係数
判定:正しい。
信頼性係数は、測定値の分散のうち、真値の分散が占める割合として定義されます。問題文の説明に合致します。
5.妥当性係数
判定:適切とはいえない。
妥当性係数は、検査得点と基準変数との関連などを通して、検査が測りたいものをどの程度測れているかを示す指標として用いられます。真値分散の割合を表す信頼性係数とは異なります。
覚えるポイント
- 信頼性係数は、測定値の分散に対する真値の分散の割合です。
- 信頼性は、測定の安定性や誤差の少なさに関係します。
- 信頼性と妥当性を混同しないことが重要です。