7AM59第7回 公認心理師国家試験 過去問

心理統計・研究法-05 統計検定:t検定・分散分析・ノンパラ

[7AM59] 理科が好きな程度を国及び学年の間で比較するため、3つの国の小学4年生及び中学2年生それぞれ200 名ずつに、理科が好きな程度を、「まったく好きでない」から「とても好き」の5段階で評定してもらう調査を実施した。各群における理科が好きな程度の度数分布を確認したところ、連続量として扱うことに問題はなかったため、量的な変数として分析に用いることにした。 このデータを分散分析で分析する場合の独立変数の設定として、最も適切なものを1つ選べ。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、分散分析における独立変数と従属変数の区別が問われています。

キーワードは、「国」「学年」「理科が好きな程度」です。

解説

この研究では、理科が好きな程度を、国と学年の間で比較しようとしています。

したがって、比較したい群を作る要因は、学年です。国は3水準、学年は小学4年生と中学2年生の2水準です。

一方、「理科が好きな程度」は、5段階評定で得られた測定値です。問題文では、これを連続量として扱うことに問題がないとされているため、分散分析における従属変数になります。

また、それぞれの参加者は、1つの国、1つの学年に属している別々の人です。同じ人が複数の国や学年条件を経験しているわけではありません。そのため、国と学年はいずれも被験者間要因です。

統計問題のポイント
分散分析では、何を比較するために群分けしているかが独立変数、測定された結果が従属変数です。評定値を独立変数に入れないよう注意します。

選択肢の確認

1.国と学年の2被験者間要因
判定:最も適切。
国と学年は、参加者を分ける独立変数です。また、参加者はそれぞれ1つの国と1つの学年に属するため、どちらも被験者間要因です。

2.国と学年を組み合わせた1被験者間要因
判定:適切とはいえない。
国と学年を1つにまとめて6群として扱うことも形式上は可能ですが、国の主効果、学年の主効果、交互作用を検討するには、国と学年の2要因として扱うのが適切です。

3.国と学年と理科が好きな程度の3被験者間要因
判定:適切とはいえない。
理科が好きな程度は、測定された結果であり、従属変数です。独立変数として設定するものではありません。

4.国と学年と理科が好きな程度を組み合わせた1被験者間要因
判定:適切とはいえない。
理科が好きな程度は従属変数であるため、国や学年と組み合わせて独立変数にするのは不適切です。

5.国と学年の組み合わせと理科が好きな程度の2被験者間要因
判定:適切とはいえない。
理科が好きな程度は従属変数であり、被験者間要因ではありません。国と学年を組み合わせて1要因にするよりも、2要因として設定する方が研究目的に合っています。

覚えるポイント

  • 独立変数は、群を分ける条件です。
  • 従属変数は、測定された結果です。
  • 本問では、国と学年の2被験者間要因分散分析として考えます。

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