7PM82|第7回 公認心理師国家試験 過去問
有効成分を含まない薬剤により、被投与者に効果が現れることを表す用語として、適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、有効成分を含まない薬剤によって効果が現れる現象が問われています。
キーワードは、「有効成分を含まない薬剤」と「効果が現れる」です。
解説
プラセボ効果とは、有効成分を含まない薬剤や処置であっても、被投与者の期待、信念、治療文脈、医療者との関係などによって、症状の改善などの効果が現れる現象です。
臨床試験では、薬そのものの効果を検討するために、プラセボを用いた比較が行われることがあります。これは、薬理作用による効果と、期待や治療文脈による効果を区別するためです。
心理支援でも、期待、安心感、治療者との信頼関係、説明の仕方が、症状や行動に影響することがあります。ただし、倫理的には、相手を欺く形での対応には慎重である必要があります。
研究法のポイント
プラセボ効果を統制するために、プラセボ対照試験や二重盲検法が用いられます。期待による効果と有効成分による効果を区別するためです。
選択肢の確認
1.間接効果
判定:適切とはいえない。
間接効果は、ある変数が別の媒介変数を通して結果に影響する効果を指すことがあります。有効成分を含まない薬剤で効果が現れる現象そのものではありません。
2.順序効果
判定:適切とはいえない。
順序効果は、実験や検査で刺激や条件を提示する順番が結果に影響することです。無効成分の薬剤による改善を表す用語ではありません。
3.天井効果
判定:適切とはいえない。
天井効果は、測定値が上限に近づき、それ以上の差や変化が検出しにくくなる現象です。プラセボによる効果とは異なります。
4.プラセボ効果
判定:正しい。
有効成分を含まない薬剤や処置でも、期待や治療文脈などによって効果が現れる現象です。問題文の説明に合致します。
5.プライミング効果
判定:適切とはいえない。
プライミング効果は、先行刺激が後続の認知、判断、行動に影響する現象です。有効成分を含まない薬剤で効果が現れる現象ではありません。
覚えるポイント
- プラセボ効果は、有効成分がなくても期待や文脈で効果が現れる現象です。
- 臨床試験では、薬理作用とプラセボ効果を区別するためにプラセボ対照が用いられます。
- 天井効果、順序効果、プライミング効果との違いを整理します。