8AM6第8回 公認心理師国家試験 過去問

心理統計・研究法-01 実験法:盲検・プラセボ・操作

参加者の日常環境下において、研究者が実験操作を行う実験方法として、最も適切なものを1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、実験研究の種類のうち、日常環境下で研究者が実験操作を行う方法が問われています。

キーワードは、「参加者の日常環境下」と「研究者が実験操作を行う」です。

解説

現場実験は、実験室ではなく、学校、職場、地域、店舗、公共空間など、参加者の日常的な環境で行われる実験です。

重要なのは、自然な場面でありながら、研究者が独立変数を操作する点です。実験室実験よりも日常場面に近いため、生態学的妥当性が高くなりやすい一方、外的な条件を完全に統制することは難しくなります。

本問では、「参加者の日常環境下」で「研究者が実験操作を行う」と明記されています。これは現場実験の説明です。

研究法のポイント
実験方法は、「どこで行うか」と「研究者が操作するか」を分けて考えます。日常場面で研究者が操作するなら現場実験です。

選択肢の確認

1.準実験
判定:適切とはいえない。
準実験は、無作為割り当てが困難な状況で、既存の群などを用いて実験的に検討する方法です。日常環境下で実験操作を行うという説明そのものには、現場実験が最も適切です。

2.現場実験
判定:最も適切。
参加者の日常環境下で、研究者が実験操作を行う方法です。問題文の説明に合致します。

3.行動実験
判定:適切とはいえない。
行動実験は、認知行動療法などで、クライエントの予測や信念を実際の行動を通して検証する方法として使われることがあります。研究法としての日常環境下の実験操作を表す用語としては現場実験が適切です。

4.自然実験
判定:適切とはいえない。
自然実験は、研究者が操作したのではない自然発生的な出来事や制度変更などを利用して影響を検討する方法です。本問では研究者が実験操作を行うため、自然実験ではありません。

5.統制実験
判定:適切とはいえない。
統制実験は、条件を厳密に統制して因果関係を検討する実験です。多くは実験室などで行われます。本問のように日常環境下で実験操作を行う方法としては、現場実験が適切です。

覚えるポイント

  • 現場実験は、日常環境下で研究者が実験操作を行う方法です。
  • 自然実験は、研究者が操作しない自然発生的な出来事を利用します。
  • 準実験は、無作為割り当てが難しい場合の実験的研究として整理します。

関連問題

8AM58AM7
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)