8AM2|第8回 公認心理師国家試験 過去問
保護者のない児童、虐待されている児童などに対して安定した生活環境を整えるとともに、生活指導、学習指導、職業指導及び家庭環境の調整を行いつつ児童を養育することにより、児童の心身の健やかな成長とその自立を支援することを目的とする施設として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、児童福祉施設のうち、保護者のない児童や虐待されている児童を養育し、自立を支援する施設が問われています。
キーワードは、「安定した生活環境」「生活指導」「学習指導」「職業指導」「家庭環境の調整」「児童を養育」です。
解説
児童養護施設は、保護者のない児童、虐待されている児童、その他環境上養護を要する児童を入所させて養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行う施設です。
問題文には、生活指導、学習指導、職業指導、家庭環境の調整を行いながら児童を養育する、とあります。これは児童養護施設の目的に合致します。
児童養護施設では、子どもの衣食住を整えるだけでなく、安心できる生活環境、愛着形成、学習支援、進路支援、家庭との関係調整、退所後の自立支援などが重要です。
福祉領域のポイント
児童福祉施設は名称が似ています。入所して生活しながら養育を受ける施設なのか、相談機関なのか、発達支援の通所施設なのかを区別します。
選択肢の確認
1.児童相談所
判定:適切とはいえない。
児童相談所は、子どもや家庭に関する相談、調査、判定、措置、一時保護などを行う行政機関です。児童を日常的に養育する入所施設そのものではありません。
2.児童厚生施設
判定:適切とはいえない。
児童厚生施設は、児童館など、児童に健全な遊びを与えて健康増進や情操を豊かにすることを目的とする施設です。保護者のない児童や虐待されている児童を養育する施設ではありません。
3.児童養護施設
判定:最も適切。
保護者のない児童、虐待されている児童などに安定した生活環境を提供し、生活指導、学習指導、職業指導、家庭環境の調整を行いながら養育し、自立を支援する施設です。問題文の説明に合致します。
4.児童家庭支援センター
判定:適切とはいえない。
児童家庭支援センターは、地域の子どもや家庭に関する相談支援を行う機関です。入所して生活する児童を養育する施設ではありません。
5.児童発達支援センター
判定:適切とはいえない。
児童発達支援センターは、障害のある児童などに対して発達支援を行う施設です。保護者のない児童や虐待されている児童を養育する施設としては、児童養護施設が適切です。
覚えるポイント
- 児童養護施設は、保護者のない児童や虐待されている児童を養育し、自立を支援します。
- 児童相談所は、相談・判定・措置・一時保護を行う行政機関です。
- 児童家庭支援センターは地域の相談支援、児童発達支援センターは発達支援と整理します。