8AM1第8回 公認心理師国家試験 過去問

公認心理師の職責・倫理-04 コンピテンシー・反省的実践

E. Rodolfa らが提唱した心理職のコンピテンシーの枠組みのうち、「専門職としての職業的発達」の次元に含まれるものを1つ選べ。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、E. Rodolfa らが提唱した心理職のコンピテンシー・キューブにおける次元の区別が問われています。

キーワードは、「専門職としての職業的発達」の次元です。

解説

Rodolfa らの心理職のコンピテンシーの枠組みでは、心理職に必要な能力を多面的に捉えます。

大きく整理すると、心理職としての土台となる基盤的コンピテンシー、実際の専門的業務に関わる機能的コンピテンシー、そして専門職として成長し続ける職業的発達の次元があります。

「関係形成」や「倫理・法的基準」は、心理職としてあらゆる実践を支える基盤的コンピテンシーです。「心理的アセスメント」や「コンサルテーション」は、心理職が実際に行う専門業務に関わる機能的コンピテンシーです。

一方、コンピテンシーの持続は、資格取得や養成課程で終わるものではなく、専門職として学び続け、能力を維持・発展させることに関わります。そのため、「専門職としての職業的発達」の次元に含まれるものとして最も適切です。

公認心理師としての注意点
心理職の専門性は、一度身につけたら終わりではありません。研修、スーパービジョン、事例検討、倫理的省察を通して、コンピテンシーを継続的に高める姿勢が求められます。

選択肢の確認

1.関係形成
判定:適切とはいえない。
関係形成は、クライエントや関係者と専門的な関係を築くための基盤的能力です。心理職として重要ですが、「専門職としての職業的発達」の次元そのものを示すものではありません。

2.倫理・法的基準
判定:適切とはいえない。
倫理・法的基準は、心理職の実践全体を支える基盤的コンピテンシーです。守秘義務、説明と同意、法令遵守などに関係しますが、職業的発達の次元としてはコンピテンシーの持続が適切です。

3.コンサルテーション
判定:適切とはいえない。
コンサルテーションは、他職種や組織への助言・協議を通して間接的に支援する専門的機能です。機能的コンピテンシーに該当します。

4.心理的アセスメント
判定:適切とはいえない。
心理的アセスメントは、面接、観察、心理検査などを用いてクライエントを理解する専門的機能です。機能的コンピテンシーに該当します。

5.コンピテンシーの持続
判定:最も適切。
コンピテンシーの持続は、専門職として能力を維持し、発達させ続けることに関わります。「専門職としての職業的発達」の次元に含まれるものとして最も適切です。

覚えるポイント

  • Rodolfa らの枠組みでは、基盤的コンピテンシー、機能的コンピテンシー、職業的発達を区別します。
  • 心理的アセスメントやコンサルテーションは、機能的コンピテンシーです。
  • コンピテンシーの持続は、専門職としての職業的発達に関係します。

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