7PM105|第7回 公認心理師国家試験 過去問
労働者の内発的動機づけによる行動として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、労働場面における内発的動機づけが問われています。
キーワードは、「活動そのものが楽しい」「興味がある」「没頭する」です。
解説
内発的動機づけとは、報酬、評価、罰の回避など外的な理由ではなく、活動そのものの面白さ、楽しさ、興味、達成感によって行動が生じることです。
選択肢1では、新商品の開発そのものが楽しく、時を忘れて没頭しています。これは、活動そのものが報酬になっている状態であり、内発的動機づけによる行動として最も適切です。
一方、昇進、将来のお金の不安、他者からの感謝、職場環境への不満などは、行動の理由が活動そのものの楽しさからは離れています。これらは外発的動機づけや、外的・社会的要因に基づく行動として理解されます。
産業・労働領域のポイント
動機づけの問題では、「何のために行動しているか」を確認します。活動自体が楽しいなら内発的動機づけ、報酬や評価、罰の回避が中心なら外発的動機づけです。
選択肢の確認
1.新商品の開発が楽しかったので、時を忘れて没頭した。
判定:最も適切。
新商品の開発という活動そのものが楽しく、没頭しています。報酬や評価ではなく、活動自体への興味や楽しさに基づくため、内発的動機づけとして適切です。
2.昇進の道が開けると言われたので、積極的に仕事に取り組んだ。
判定:適切とはいえない。
昇進という外的報酬や将来の利益が動機になっています。活動そのものの楽しさではなく、外発的動機づけに近い行動です。
3.老後の生活資金が心配になったので、自発的に投資の勉強を始めた。
判定:適切とはいえない。
自発的に始めてはいますが、主な理由は老後資金への不安です。活動そのものの楽しさよりも、将来の生活資金への備えが動機になっているため、内発的動機づけとして最も適切ではありません。
4.利用客から「ありがとう」と言ってもらえることが嬉しかったので、飲食店で長期間勤務した。
判定:適切とはいえない。
他者からの感謝や承認が動機になっています。仕事の意味ややりがいと関係しますが、活動そのものの楽しさに基づく内発的動機づけとしては選択肢1がより適切です。
5.職場の温度環境に不満をいう同僚が多かったので、新しいエアコンの設置を会社に掛け合った。
判定:適切とはいえない。
職場環境の不満を解消するための行動です。問題解決行動としては理解できますが、活動そのものの楽しさや興味に基づく内発的動機づけではありません。
覚えるポイント
- 内発的動機づけは、活動そのものの楽しさや興味によって行動することです。
- 報酬、評価、昇進、罰の回避は外発的動機づけと関連します。
- 「時を忘れて没頭した」は、内発的動機づけの典型的な手がかりです。