7PM103第7回 公認心理師国家試験 過去問

発達心理学-07 老年期・喪失・悲嘆

日常生活動作〈ADL〉は自立しているが、現在置かれている環境では生活が難しく、経済的にも困窮した高齢者が市町村の措置によって入所できる施設として、最も適切なものを 1 つ選べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、高齢者施設の種類と、市町村の措置による入所が問われています。

キーワードは、「ADLは自立」「環境上の理由で生活が難しい」「経済的に困窮」「市町村の措置」です。

解説

養護老人ホームは、原則として65歳以上の高齢者で、環境上の理由や経済的理由により、居宅で生活することが困難な人が、市町村の措置によって入所する施設です。

本問では、日常生活動作〈ADL〉は自立しているとされています。つまり、常時の介護や医療的管理が中心課題ではありません。現在置かれている生活環境では生活が難しく、経済的にも困窮しているという点が重要です。

介護が必要な高齢者のための施設ではなく、生活環境や経済的困難によって在宅生活が難しい高齢者が入所できる施設として、養護老人ホームが最も適切です。

福祉領域のポイント
高齢者施設は、入所理由で区別します。介護が中心なのか、医療が中心なのか、環境・経済的理由による措置入所なのかを確認します。

選択肢の確認

1.介護医療院
判定:適切とはいえない。
介護医療院は、長期的な医療と介護を必要とする高齢者のための施設です。本問ではADLは自立しており、医療的管理や介護の必要性が中心ではないため適切ではありません。

2.養護老人ホーム
判定:最も適切。
ADLは自立しているが、環境上の理由や経済的理由により在宅生活が困難な高齢者が、市町村の措置によって入所できる施設です。問題文の説明に合致します。

3.小規模多機能型居宅介護施設
判定:適切とはいえない。
小規模多機能型居宅介護は、通い、訪問、宿泊を組み合わせて在宅生活を支える地域密着型サービスです。市町村の措置によって入所する施設としては養護老人ホームが適切です。

4.介護老人保健施設(老人保健施設)
判定:適切とはいえない。
介護老人保健施設は、病状が安定した要介護者に対して、在宅復帰を目指したリハビリテーションや介護を提供する施設です。ADLが自立し、経済的・環境的理由で生活困難な高齢者の措置入所先ではありません。

5.介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
判定:適切とはいえない。
介護老人福祉施設、いわゆる特別養護老人ホームは、常時介護を必要とし、在宅生活が困難な要介護高齢者のための施設です。本問ではADLが自立しているため、最も適切とはいえません。

覚えるポイント

  • 養護老人ホームは、環境上・経済上の理由で生活が困難な高齢者が、市町村の措置で入所します。
  • 特別養護老人ホームは、常時介護を必要とする要介護高齢者が対象です。
  • 介護医療院は、長期的な医療と介護を必要とする人が対象です。

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