34Q23第34回 介護福祉士国家試験 過去問

介護介護の基本

社会資源に関する次の記述のうち、フォーマルサービスに該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5.介護の相談を受ける地域包括支援センター

この問題のポイント

社会資源を、制度や専門機関によって提供されるフォーマルサービスと、家族、友人、近隣住民、ボランティアなどによるインフォーマルサポートに分けて考える問題です。

解説

フォーマルサービスとは、法律や制度に基づき、行政機関、専門機関、事業所、専門職などが一定の役割と責任のもとで提供する支援です。地域包括支援センターは、市町村が設置する、または市町村から委託を受けて運営される高齢者の総合相談窓口です。保健師等、社会福祉士、主任介護支援専門員等が連携し、総合相談、権利擁護、介護予防ケアマネジメント、地域の支援体制づくりなどを行います。

一方、家族、友人、近隣住民、知人による助け合いや、制度に基づかない住民・ボランティア活動は、一般にインフォーマルサポートに位置づけられます。インフォーマルな支援には、日常的で柔軟な支えになりやすい利点がありますが、善意だけに依存して負担が偏らないようにする必要があります。

介護実践では、フォーマルサービスとインフォーマルサポートのどちらか一方だけを使うのではなく、利用者の希望、地域とのつながり、支援者の負担、継続可能性を考えて組み合わせます。

ひっかけポイント
「人が行う支援だからインフォーマル」とは限りません。専門職や公的機関が制度上の役割として提供する支援はフォーマルサービスです。

選択肢の確認

1.一人暮らしの高齢者への見守りを行う地域住民
誤り。
地域住民が日常的な関係の中で行う見守りは、制度上の専門サービスではなく、インフォーマルサポートに該当します。

2.買物を手伝ってくれる家族
誤り。
家族による買物の手伝いは、家族関係に基づく私的な支援であり、インフォーマルサポートです。

3.ゴミ拾いのボランティア活動を行う学生サークル
誤り。
設問の学生サークルによるボランティア活動は、行政や専門機関が制度上提供するサービスではなく、住民の自発的活動にあたります。

4.友人や知人と行う相互扶助の活動
誤り。
友人や知人同士の助け合いは、私的な人間関係を基盤とするインフォーマルサポートです。

5.介護の相談を受ける地域包括支援センター
正しい。
地域包括支援センターは、介護保険法に基づいて市町村が設置等を行う専門的な相談機関です。制度上の役割として相談支援を提供するため、フォーマルサービスに該当します。

覚えるポイント

フォーマルサービスは、法律・制度・組織・専門職による公的または制度的な支援です。

インフォーマルサポートは、家族、友人、近隣住民、知人、住民の自発的活動などによる支援です。

地域包括支援センターは、高齢者の総合相談や権利擁護などを担うフォーマルな社会資源です。

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