R07B83|令和7年度 准看護師試験 過去問
図の胸部X線検査において、心胸郭比を表すのはどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、心胸郭比の求め方が問われています。
心胸郭比は、心臓の横径を胸郭の内径で割って百分率で表したものです。
図では、A+B が心臓の横径、C が胸郭の内径を示しているため、
心胸郭比 = (A+B)/C × 100%
となります。
解説
心胸郭比は、胸部X線写真で心臓の大きさをみる基本的な指標です。
正中線から右心縁までの距離が A、正中線から左心縁までの距離が B なので、A+B が心臓全体の最大横径です。
一方、C は胸郭の最大内径です。
したがって、心胸郭比は次の式で求めます。
心胸郭比 = 心臓の最大横径 / 胸郭の最大内径 × 100%
= (A+B)/C × 100%
一般に、成人の胸部X線正面像では、心胸郭比 50%以下が目安です。
ただし、撮影条件によって心陰影の見え方が変わるため、問題ではまず式そのものを正確に覚えることが大切です。
図で見るポイント
A は正中線から右心縁まで、B は正中線から左心縁までの距離です。A と B を足すと心臓の横幅になります。C は胸郭の横幅です。
ひっかけポイント
心胸郭比は「心臓の横径そのもの」ではなく、「心臓の横径を胸郭内径で割った比」です。分母の C を入れ忘れないようにします。
選択肢の確認
1.誤り。
(A+B)は心臓の横径を表しますが、胸郭内径 C で割っていないため、心胸郭比にはなりません。
2.誤り。
(C-A)は心胸郭比の計算式ではありません。胸郭内径から A を引いても、心臓の横径やその比を表せません。
3.誤り。
(C-B)も心胸郭比の計算式ではありません。胸郭内径から B を引く考え方は、心胸郭比の定義と一致しません。
4.正しい。
(A+B)/C ×100% は、心臓の横径を胸郭内径で割って百分率にしたもので、心胸郭比を正しく表しています。
覚えるポイント
- A+B = 心臓の最大横径
- C = 胸郭の最大内径
- 心胸郭比 = (A+B)/C ×100%
- 心胸郭比は、胸部X線で心拡大の目安をみる基本指標です。
- 問題では、分子が心臓、分母が胸郭であることを確実に覚えます。
准看護師としての観察ポイント
心胸郭比の増大は、心拡大や心不全の評価の参考になります。患者では、呼吸困難、浮腫、体重増加、SpO2低下、起坐呼吸、脈拍や血圧の変化などを観察し、異常があれば速やかに報告します。
安全管理上のポイント
胸部X線検査では、患者確認、撮影時の体位保持、金属類の除去、妊娠の可能性の確認などを行い、安全に検査が受けられるよう配慮します。
