R07A81|令和7年度 准看護師試験 過去問
心臓カテーテル検査を受ける患者への説明について、適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、心臓カテーテル検査を受ける患者への説明が問われています。
心臓カテーテル検査では、穿刺部からカテーテルを挿入し、造影剤を使用して心臓や冠動脈の状態を調べます。検査前後の安全管理として、出血予防、安静、造影剤の排泄促進、アレルギー症状の観察が重要です。
解説
心臓カテーテル検査では、橈骨動脈、大腿動脈、静脈などからカテーテルを挿入します。検査後は穿刺部からの出血や血腫を予防するため、圧迫固定や安静が必要になります。
造影剤を使用した場合は、腎機能や心不全などで水分制限がある場合を除き、検査後に水分を多めにとることで造影剤の排泄を促します。水分摂取が可能かどうかは、医師の指示や患者の状態を確認して説明します。
抗凝固薬や抗血小板薬を内服している患者では、検査前に中止や継続の指示を確認する必要があります。患者の自己判断で検査直前に内服するよう説明してはいけません。
安全管理上のポイント
検査後は、穿刺部の出血、血腫、疼痛、末梢冷感、しびれ、皮膚色、足背動脈や橈骨動脈の拍動、血圧低下を観察します。呼吸困難、発疹、かゆみ、気分不快は造影剤による副反応の可能性があるため報告します。
選択肢の確認
1.「抗凝固薬は、検査直前に飲んでください。」
誤り。
抗凝固薬は出血リスクに関係するため、検査前に中止するか継続するかを医師の指示で確認します。患者に検査直前の内服を一律に促す説明は適切ではありません。
2.「全身麻酔で行います。」
誤り。
心臓カテーテル検査は、一般に局所麻酔で行われます。患者の状態や処置内容により鎮静を併用することはありますが、通常は全身麻酔で行う検査ではありません。
3.「大腿動脈を穿刺した場合は、すぐに歩けます。」
誤り。
大腿動脈を穿刺した場合は、出血や血腫を防ぐために一定時間の安静が必要です。すぐに歩行すると穿刺部出血の危険があります。
4.「検査後は、水分を多めにとってください。」
適切である。
造影剤を使用した後は、腎機能や心不全などで制限がない場合、水分をとって造影剤の排泄を促します。この説明は適切です。
覚えるポイント
- 心臓カテーテル検査後は、穿刺部の出血と血腫を観察する。
- 大腿動脈穿刺後は、すぐに歩行せず安静を守る。
- 造影剤使用後は、制限がなければ水分摂取を促す。
- 抗凝固薬は自己判断で内服・中止せず、医師の指示を確認する。
- 造影剤副反応として、発疹、かゆみ、呼吸困難、血圧低下に注意する。