R07A82|令和7年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進循環器疾患心不全
右心不全の症状はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、右心不全の症状が問われています。
心不全は、左心不全と右心不全で症状の出方が異なります。右心不全では、全身の静脈うっ血による症状が中心になります。
解説
右心不全では、右心系が全身から戻ってきた静脈血を肺へ送り出す力が低下します。その結果、全身の静脈に血液がうっ滞し、頸静脈怒張、下腿浮腫、肝腫大、腹水、体重増加などがみられます。
一方、左心不全では、肺うっ血が起こりやすく、呼吸困難、起座呼吸、湿性ラ音、泡沫状痰などがみられます。試験では、右心不全は「全身のうっ血」、左心不全は「肺のうっ血」と整理すると分かりやすいです。
ひっかけポイント
呼吸困難は心不全でよくみられる症状ですが、左心不全による肺うっ血で特に重要です。右心不全の代表症状としては、頸静脈怒張や浮腫を押さえます。
選択肢の確認
1.頸静脈怒張
適切である。
右心不全では、全身の静脈血が心臓へ戻りにくくなり、静脈圧が上昇します。そのため、頸静脈怒張がみられます。
2.呼吸困難
誤り。
呼吸困難は、主に左心不全で肺うっ血が起こったときにみられやすい症状です。右心不全の代表的な症状としては、頸静脈怒張や浮腫が重要です。
3.喘鳴
誤り。
喘鳴は、気道狭窄や気管支喘息などでみられやすい症状です。心不全でも心臓喘息としてみられることはありますが、右心不全の代表症状ではありません。
4.貧血
誤り。
貧血は赤血球やヘモグロビンの減少によって起こります。右心不全の代表的症状ではありません。
覚えるポイント
- 右心不全は、全身の静脈うっ血が中心である。
- 右心不全では、頸静脈怒張、下腿浮腫、肝腫大、腹水、体重増加に注意する。
- 左心不全は、肺うっ血による呼吸困難が中心である。
- 心不全患者では、体重、浮腫、尿量、呼吸状態を継続して観察する。
- 急な呼吸困難、チアノーゼ、意識状態の変化は速やかに報告する。