R05A81|令和5年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進循環器疾患心不全
左心不全の症状はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、左心不全と右心不全の症状の違いが問われています。
左心不全は肺うっ血、右心不全は体静脈うっ血と結びつけて覚えます。
解説
左心不全では、左心室から全身へ血液を送り出す力が低下します。その結果、血液が肺にうっ滞し、肺うっ血や肺水腫を起こしやすくなります。
肺うっ血では、呼吸困難、起坐呼吸、夜間発作性呼吸困難、咳、泡沫状痰、SpO2低下などがみられることがあります。
腹水、肝腫大、頸静脈怒張は、全身の静脈系にうっ血が起こる右心不全でみられやすい症状です。
准看護師としての観察ポイント
左心不全では、呼吸数、SpO2、呼吸音、咳、痰、起坐呼吸、チアノーゼ、冷汗、尿量、体重増加を観察します。急な呼吸困難は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.腹水
誤り。
腹水は右心不全でみられやすい症状です。全身静脈のうっ血が関係します。
2.肝腫大
誤り。
肝腫大は右心不全でみられやすい症状です。肝臓に血液がうっ滞することで起こります。
3.呼吸困難
正しい。
左心不全では肺うっ血が起こり、呼吸困難がみられます。
4.頸静脈怒張
誤り。
頸静脈怒張は右心不全でみられやすい症状です。静脈還流のうっ滞を示します。
覚えるポイント
- 左心不全は肺うっ血を起こす。
- 左心不全では呼吸困難、起坐呼吸、咳、泡沫状痰に注意する。
- 右心不全では浮腫、腹水、肝腫大、頸静脈怒張に注意する。
- 心不全では体重増加と尿量変化も観察する。
- 急な呼吸困難やSpO2低下は速やかに報告する。