R07A72|令和7年度 准看護師試験 過去問
黄疸のある患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、黄疸のある患者の看護が問われています。
黄疸は、血液中のビリルビンが増加し、皮膚や眼球結膜が黄色く見える状態です。肝臓、胆道、赤血球の破壊などが関係します。
解説
黄疸のある患者では、皮膚や眼球結膜の黄染、尿の色、便の色、皮膚掻痒感、食欲、倦怠感、腹部症状などを観察します。特に、白目が黄色くなる眼球結膜の変化は観察しやすいポイントです。
肝機能が低下している患者では、便秘によって腸内で有害物質が増え、肝性脳症の悪化につながることがあります。そのため、排便状況を整え、便秘を予防することが大切です。
食事は病態や医師の指示により異なりますが、黄疸があるからといって一律に低エネルギー食にするわけではありません。肝疾患では、栄養状態を保つことも重要です。
准看護師としての観察ポイント
皮膚と眼球結膜の黄染、尿の濃さ、便の色、皮膚のかゆみ、食欲、倦怠感、意識状態を観察します。意識がぼんやりする、強い眠気、手のふるえ、出血傾向がある場合は報告が必要です。
選択肢の確認
1.毛髪の観察を行う。
誤り。
黄疸では、毛髪よりも皮膚や眼球結膜の黄染を観察します。尿の色や便の色、皮膚掻痒感も重要な観察項目です。
2.低エネルギー食の摂取を促す。
誤り。
黄疸があるからといって、一律に低エネルギー食を促すわけではありません。肝疾患では栄養状態が低下しやすいため、食事内容は病態や医師の指示に従って調整します。
3.食後の運動を促す。
誤り。
黄疸のある患者では、倦怠感や肝機能低下がみられることがあります。食後すぐの運動を促すより、安静と活動のバランスを考え、無理のない生活を支援します。
4.便秘を予防する。
適切である。
便秘を予防することで、腸内で発生する有害物質の蓄積を防ぎ、肝性脳症の予防にもつながります。排便状況を観察し、必要に応じて看護師や医師に報告します。
覚えるポイント
- 黄疸では、皮膚と眼球結膜の黄染を観察する。
- 尿の濃染、灰白色便、皮膚掻痒感も重要な観察項目である。
- 肝機能低下がある場合、便秘予防は肝性脳症の予防にもつながる。
- 食事は病態に応じて調整し、一律に低エネルギー食とはしない。
- 意識障害、出血傾向、強い倦怠感は報告が必要である。