R07A62令和7年度 准看護師試験 過去問

感染予防と医療安全消毒・滅菌・廃棄物消毒薬・滅菌法

持続的導尿について、適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、持続的導尿で用いるバルーンカテーテルの基本が問われています。

持続的導尿では、尿道や膀胱を傷つけないこと、尿路感染を予防すること、カテーテルの固定位置を適切にすることが重要です。

解説

持続的導尿では、尿の流出を確認してから、カテーテル先端が膀胱内に十分入っていることを確認し、バルーンを膨らませます。バルーンが尿道内で膨らむと、尿道損傷や強い痛みの原因になります。

バルーン内には、通常、滅菌蒸留水を注入します。生理食塩液は結晶化することがあり、バルーンの抜去困難につながるおそれがあるため、原則として使用しません。

カテーテルの固定位置は男女で異なります。男性では尿道の走行を考え、下腹部側に固定することが多く、女性では大腿内側に固定します。

感染予防のポイント
持続的導尿では、閉鎖式回路を保つ、尿バッグを膀胱より低い位置にする、床につけない、接続部を不必要に外さないことが尿路感染予防につながります。

選択肢の確認

1.女性の場合、カテーテルは尿道口から2~3 cm 挿入する。
誤り。
女性の尿道は短いですが、2~3 cmでは膀胱内まで十分に到達しないことがあります。尿の流出を確認し、カテーテル先端が膀胱内に入っていることを確認する必要があります。

2.尿の流出を確認したら更にカテーテルを5~7 cm 挿入する。
誤り。
尿の流出確認後にさらに進める必要はありますが、一般的には数cm程度であり、5~7 cmと一律に深く挿入する表現は適切ではありません。無理な挿入は尿道や膀胱の損傷につながります。

3.バルーンの中には滅菌蒸留水を注入する。
適切である。
バルーン内には、指定量の滅菌蒸留水を注入します。バルーンを膨らませる前に、尿の流出を確認してカテーテルが膀胱内にあることを確認します。

4.男性は大腿内側にカテーテルを固定する。
誤り。
男性では尿道の屈曲や牽引を防ぐため、下腹部側に固定することが多いです。大腿内側への固定は女性で用いられることが多い方法です。

覚えるポイント

  • 持続的導尿では、尿の流出を確認してからバルーンを膨らませる。
  • バルーン内には滅菌蒸留水を注入する。
  • 男性は下腹部側、女性は大腿内側への固定を基本として覚える。
  • 尿バッグは膀胱より低く、床につけない。
  • 発熱、混濁尿、血尿、下腹部痛、尿量減少は報告が必要なサインである。

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