R07A57令和7年度 准看護師試験 過去問

基礎看護技術呼吸援助吸引・排痰援助

胸腔内の持続吸引について、適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、胸腔ドレーンの管理と、持続吸引時の安全な取り扱いが問われています。

胸腔ドレーンは、胸腔内の空気や血液、滲出液を排出し、肺の再膨張を助けるために用いられます。

解説

胸腔ドレーンバッグは、逆流を防ぐためにドレーン挿入部より低い位置に置きます。高い位置に置くと、排液が胸腔内へ逆流する危険があります。

水封室の液面が呼吸に伴って上下する現象は、呼吸性移動と呼ばれます。これはドレーンが開通していることを示す所見です。閉塞していると呼吸性移動がみられないことがあります。

吸引圧は、医師の指示に基づいて設定します。看護師や准看護師が独自に決定するものではありません。

ドレーンバッグ交換時など、必要時にクランプする場合は、ドレーン鉗子を2本用いて安全に行います。ただし、クランプは必要最小限とし、長時間行わないようにします。

安全管理上のポイント
胸腔ドレーン管理では、屈曲、閉塞、抜去、接続外れ、逆流を防ぎます。ドレーンバッグは常に挿入部より低く保ちます。

准看護師としての観察ポイント
呼吸状態、SpO2、胸痛、皮下気腫、排液量、排液の色、エアリーク、水封室の動き、発熱を観察します。急な呼吸困難、排液急増、鮮血性排液、接続外れは速やかに報告します。

選択肢の確認

1.ドレーンバッグは、ドレーン挿入部より高くする。
誤り。
ドレーンバッグは、逆流を防ぐためにドレーン挿入部より低い位置に置きます。高くすると排液が逆流する危険があります。

2.水封室の液面が呼吸に伴い上下する場合、ドレーン閉塞を疑う。
誤り。
水封室の液面が呼吸に伴って上下するのは、呼吸性移動であり、ドレーンが開通している所見です。閉塞時には動きがなくなることがあります。

3.吸引圧は看護師が決定する。
誤り。
吸引圧は医師の指示に基づいて設定します。看護師や准看護師が独自に決定するものではありません。

4.ドレーンバッグの交換時は、ドレーン鉗子(コッヘル)2本でクランプする。
適切である。
ドレーンバッグ交換時など必要時には、ドレーン鉗子を2本用いてクランプします。空気の流入や逆流を防ぐために安全に行います。

覚えるポイント

  • 胸腔ドレーンバッグは挿入部より低く置く。
  • 水封室の呼吸性移動は開通の目安である。
  • 吸引圧は医師の指示に基づく。
  • 交換時のクランプは必要最小限にする。
  • 呼吸困難、排液急増、接続外れは速やかに報告する。

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