R07A45|令和7年度 准看護師試験 過去問
車椅子による移乗・移送時の留意点について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、車椅子での移乗・移送時の安全管理が問われています。
車椅子を使うときは、転倒、転落、足の巻き込み、ブレーキのかけ忘れに注意します。移乗前の準備が安全につながります。
解説
ベッドから車椅子へ移乗する前には、車椅子のブレーキをかけ、フットレストを上げます。フットレストを下げたままだと、患者の足が引っかかり、転倒や外傷の原因になります。
車椅子は、一般にベッドに対して30〜45度程度の角度で近づけると移乗しやすくなります。90度では移乗距離が長くなり、安全性が低下します。
段差を上がるときは、ティッピングレバーなどを使って前輪を浮かせ、後輪で段差を越えます。後輪を浮かせて進むのは危険です。
スロープを上がるときは、患者が前向きになるように進むのが基本です。下るときは後ろ向きで進むなど、転落を防ぐ配慮が必要です。
安全管理上のポイント
移乗前には、ブレーキ、フットレスト、足の位置、履物、床の濡れ、患者のめまい・ふらつきを確認します。患者に手順を説明してから介助します。
准看護師としての観察ポイント
移乗時は、立ち上がり能力、麻痺、疼痛、ふらつき、疲労、理解力を観察します。不安定な場合は無理に一人で介助せず、応援を依頼します。
選択肢の確認
1.車椅子の配置は車椅子とベッドの角度を90 度とする。
誤り。
車椅子は、ベッドに対して30〜45度程度に配置すると移乗しやすくなります。90度では移乗しにくく、転倒リスクが高まります。
2.移乗する前にフットレストを上げる。
適切である。
移乗前にフットレストを上げることで、足が引っかかるのを防ぎます。転倒や外傷予防のために重要です。
3.段差を上がるときは後輪を浮かせて進む。
誤り。
段差を上がるときは、前輪を浮かせて後輪で段差を越えます。後輪を浮かせると不安定で危険です。
4.スロープを上がる場合、患者は後ろ向きになるように進む。
誤り。
スロープを上がるときは、患者が前向きになるように進むのが基本です。後ろ向きは患者の不安や転落リスクにつながります。
覚えるポイント
- 移乗前はブレーキをかける。
- 移乗前はフットレストを上げる。
- 車椅子はベッドに対して30〜45度程度に配置する。
- 段差を上がるときは前輪を浮かせる。
- ふらつきがある患者は一人で無理に介助しない。