R06B44|令和6年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術活動・安楽・安全ボディメカニクス・移動介助
車椅子による移乗・移送について、適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、車椅子移乗・移送時の安全管理が問われています。
下り坂では、患者が前方へ転落しないよう、患者が後ろ向きになるように進みます。
解説
車椅子での移乗・移送では、転倒、転落、足の巻き込み、ブレーキ忘れ、フットレストの接触などに注意します。
下り坂を前向きで進むと、重力により車椅子が加速し、患者が前方へ倒れたり転落したりする危険があります。そのため、下り坂では介助者が後方から支えながら、患者が後ろ向きになるように進むことが安全です。
移乗時は、ベッドの高さを足底が床につく程度に整え、車椅子のブレーキをかけ、フットレストを上げます。片麻痺がある場合は、原則として健側に車椅子を配置します。
安全管理上のポイント
移乗前には、ブレーキ、フットレスト、患者の履物、めまい、麻痺、疼痛、立位保持能力を確認します。無理な介助は介助者の腰痛にもつながります。
選択肢の確認
1.ベッドの高さは、患者のつま先が床に届く程度にする。
誤り。
ベッドの高さは、患者の足底が床につく程度に調整します。つま先だけでは不安定で、転倒につながります。
2.片麻痺がある場合は、車いすを患者の患側に配置する。
誤り。
片麻痺がある場合は、原則として健側に車椅子を配置します。健側を活用して安全に移乗します。
3.看護師は患者の腋窩に両腕をまわし、患者を立ち上がらせる。
誤り。
腋窩を持ち上げると肩関節を痛める危険があります。体幹を支え、患者の残存能力を活かして介助します。
4.下り坂では、患者が後ろ向きになるように進む。
適切である。
下り坂では車椅子が加速しやすいため、患者が後ろ向きになるように進むことで転落を防ぎます。
覚えるポイント
- 下り坂では患者が後ろ向きになるように進みます。
- 移乗前はブレーキとフットレストを確認します。
- 片麻痺では原則として健側へ移乗します。
- ベッド高は足底が床につく程度にします。