R06A3|令和6年度 准看護師試験 過去問
人体のしくみと働き循環・血液心臓構造・弁・自律神経
心臓と血液循環について、正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、心臓の刺激伝導系、肺循環と体循環、血圧の成り立ちが問われています。
血圧は、心臓が送り出す血液量と、血管の抵抗によって決まります。
解説
血圧はおおまかに、次の関係で考えます。
- 血圧 = 心拍出量 × 末梢血管抵抗
心拍出量は心臓が1分間に送り出す血液量です。末梢血管抵抗は、主に細動脈の収縮・拡張によって変化します。
准看護師としては、血圧だけを単独で見るのではなく、脈拍、呼吸状態、意識状態、尿量、皮膚色、冷汗などと合わせて観察します。
准看護師としての観察ポイント
血圧低下、頻脈、冷汗、顔面蒼白、尿量減少、意識レベル低下がある場合は、循環不全の可能性を考え、速やかに報告します。
選択肢の確認
1.心臓は自律神経の支配は受けない。
誤り。
心臓は自動能をもちますが、自律神経の影響も受けます。交感神経は心拍数や収縮力を高め、副交感神経は心拍数を低下させます。
2.ペースメーカーは房室結節である。
誤り。
心臓の主なペースメーカーは洞房結節です。房室結節は刺激を心室へ伝える重要な中継部位です。
3.右心室から肺を介し、左心房に戻る経路を体循環という。
誤り。
右心室から肺を通り左心房に戻る経路は肺循環です。体循環は左心室から全身へ血液を送り、右心房に戻る経路です。
4.血圧は「総血管(末梢血管)抵抗×心拍出量」であらわされる。
正しい。
血圧は末梢血管抵抗と心拍出量に影響されます。心拍出量が増えたり、末梢血管抵抗が高くなったりすると、血圧は上昇しやすくなります。
覚えるポイント
- 主なペースメーカーは洞房結節です。
- 右心室から肺を通り左心房へ戻るのは肺循環です。
- 左心室から全身へ血液を送るのは体循環です。
- 血圧は心拍出量 × 末梢血管抵抗で考えます。