32PM124|第32回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
臨床応用・症例治療運動器疾患仙腸関節・胸郭出口・膝下腿
グラスピングサイン陽性患者の罹患筋に揉捏法を行う場合、施術部位として最も適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、グラスピングサインと腸脛靱帯・大腿筋膜張筋の関係を確認します。
グラスピングサイン陽性では、膝外側部痛を起こす腸脛靱帯炎を考えます。
解説
グラスピングサインは、膝外側部の痛みを誘発する検査で、腸脛靱帯炎の評価に用いられます。
腸脛靱帯は、大腿外側を走行し、上前腸骨棘周囲から膝関節外側へ向かいます。大腿筋膜張筋や大殿筋の緊張も腸脛靱帯に影響します。
したがって、揉捏法を行う施術部位としては、上前腸骨棘から膝関節外側が最も適切です。
ひっかけポイント
膝外側痛、ランニング、グラスピングサイン陽性が出たら腸脛靱帯を考えます。部位は大腿外側です。
選択肢の確認
1.大転子から坐骨結節
誤り。
大転子から坐骨結節の範囲は殿部後外側の構造を考える部位です。腸脛靱帯が走る大腿外側の施術部位としては不適切です。
2.上前腸骨棘から膝関節外側
正しい。
腸脛靱帯は大腿外側を走行し、膝関節外側に向かいます。グラスピングサイン陽性患者の罹患部位への施術として適切です。
3.上前腸骨棘から膝関節内側
誤り。
膝関節内側へ向かう部位では、腸脛靱帯の走行と一致しません。グラスピングサインで問題になるのは膝外側です。
4.坐骨結節から膝関節後側
誤り。
坐骨結節から膝関節後側はハムストリングスの走行に近い部位です。腸脛靱帯炎に対する施術部位としては不適切です。
覚えるポイント
- グラスピングサイン陽性では腸脛靱帯炎を考えます。
- 腸脛靱帯は大腿外側を走行します。
- 施術部位は上前腸骨棘から膝関節外側として整理します。