34PM126|第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
臨床応用・症例治療運動器疾患仙腸関節・胸郭出口・膝下腿
下腿コンパートメント症候群で深後方コンパートメントの障害を確認する他動運動はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、下腿コンパートメント症候群で、深後方コンパートメントに含まれる筋を確認します。
深後方コンパートメントには、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋などがあります。
解説
コンパートメント症候群では、筋区画内圧が上昇し、筋や神経の血流が障害されます。障害された筋を他動的に伸張すると痛みが強くなることが重要な所見です。
深後方コンパートメントの長母趾屈筋は、母趾を屈曲する筋です。この筋を伸ばすには、反対方向である母趾の背屈を他動的に行います。
足関節底屈や足関節内がえし、第2〜第5趾の屈曲は、深後方コンパートメントの伸張痛を確認する動きとしては最も適切ではありません。
安全管理上のポイント
コンパートメント症候群は進行すると筋壊死や神経障害を残すことがあります。強い疼痛、腫脹、他動伸張痛は重要な危険サインです。
選択肢の確認
1.母趾の背屈
正しい。
母趾の背屈は長母趾屈筋を伸張します。長母趾屈筋は深後方コンパートメントに含まれるため、障害確認に適切です。
2.足関節の底屈
誤り。
足関節底屈は下腿後面筋群の収縮方向に近い動きです。深後方コンパートメントを伸張して痛みを確認する動きとしては不適切です。
3.足関節の内がえし
誤り。
足関節内がえしは後脛骨筋の作用に関係しますが、深後方コンパートメント障害を確認する他動伸張として最も適切なのは母趾背屈です。
4.第2〜第5趾の屈曲
誤り。
第2〜第5趾の屈曲は長趾屈筋の収縮方向です。障害筋を伸張するには屈曲ではなく伸展方向を考えます。
覚えるポイント
- 深後方コンパートメントには長母趾屈筋、長趾屈筋、後脛骨筋があります。
- 障害筋を伸ばす他動運動で痛みを確認します。
- 長母趾屈筋を伸ばす動きは母趾背屈です。