32PM113|第32回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
臨床応用・症例治療神経障害・神経痛神経根・末梢神経・顔面痛
次の文で示す症例の障害神経根として最も適切なのはどれか。 「35歳の男性。腰椎椎間板ヘルニアを発症し、腰下肢痛がある。患側では母趾背屈の筋力低下、足背・下腿前外側のしびれが認められるが、腱反射は正常。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、腰椎椎間板ヘルニアで障害される神経根を、筋力低下、感覚障害、腱反射から判断します。
母趾背屈筋力低下と足背・下腿前外側のしびれはL5神経根障害を考える重要所見です。
解説
L5神経根障害では、長母趾伸筋などが障害され、母趾背屈の筋力低下がみられます。また、感覚障害は下腿前外側から足背に出やすいです。
一方、L4では膝蓋腱反射低下や下腿内側の感覚障害、S1ではアキレス腱反射低下や足底・足外側の感覚障害が重要です。
この症例では腱反射が正常とされており、L5障害に合います。
ひっかけポイント
L5には代表的な腱反射がありません。母趾背屈低下と足背のしびれを見たらL5を考えます。
選択肢の確認
1.L3
誤り。
L3障害では大腿前面の症状や膝伸展筋力低下などを考えます。母趾背屈低下や足背のしびれとは合いません。
2.L4
誤り。
L4障害では膝蓋腱反射低下、下腿内側の感覚障害、膝伸展筋力低下などが重要です。本症例では腱反射が正常で、足背のしびれと母趾背屈低下があり、L5が適切です。
3.L5
正しい。
L5障害では母趾背屈筋力低下、足背・下腿前外側のしびれがみられます。腱反射が正常である点もL5障害に合います。
4.S1
誤り。
S1障害ではアキレス腱反射低下、足底や足外側の感覚障害、足関節底屈筋力低下などが重要です。本症例とは一致しません。
覚えるポイント
- L5障害では母趾背屈筋力低下が重要です。
- L5障害では足背・下腿前外側にしびれが出やすいです。
- L4は膝蓋腱反射、S1はアキレス腱反射を確認します。