34AM56|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
臨床医学各論循環器・腎泌尿器・内分泌代謝心房細動・狭心症・腎疾患・糖尿病・褐色細胞腫
心房細動について最も適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、心房細動の合併症、原因、好発年齢、治療が問われています。
心房細動では心房内に血栓ができやすく、脳塞栓による脳梗塞の原因となります。
解説
心房細動では、心房が規則正しく収縮せず、細かく不規則に興奮します。そのため、心房内、特に左心耳に血液がよどみ、血栓が形成されやすくなります。血栓が脳へ飛ぶと脳梗塞を起こします。
心房細動は加齢とともに増加します。原因としては高血圧、心疾患、甲状腺機能亢進症などが重要です。甲状腺機能低下症より、甲状腺機能亢進症との関連を押さえます。
治療には、抗凝固療法、心拍数調節、リズム調節、カテーテルアブレーションなどがあります。薬物療法が無効というわけではありません。
ひっかけポイント
心房細動は「不整脈」だけでなく、「脳梗塞の原因」として非常に重要です。
選択肢の確認
1.脳梗塞の原因となる。
正しい。
心房細動では心房内に血栓ができやすく、その血栓が脳動脈を閉塞すると脳梗塞を起こします。最も適切な記述です。
2.原因に甲状腺機能低下症がある。
誤り。
心房細動の原因として重要なのは甲状腺機能亢進症です。甲状腺機能低下症を原因として選ぶのは不適切です。
3.好発年齢は40歳代である。
誤り。
心房細動は加齢とともに増加し、高齢者で多くみられます。好発年齢を40歳代とするのは不適切です。
4.薬物療法は無効である。
誤り。
心房細動では、抗凝固薬、抗不整脈薬、心拍数調節薬などの薬物療法が用いられます。薬物療法が無効という記述は誤りです。
覚えるポイント
- 心房細動は脳梗塞の原因になります。
- 血栓は左心耳に形成されやすいです。
- 心房細動は高齢者に多いです。
- 甲状腺機能亢進症は心房細動の原因になります。
- 治療では抗凝固療法が重要です。