33PM137|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論現代医学的鑑別薬剤乱用頭痛・頸椎症性脊髄症・肩関節検査・坐骨神経・Ramsay Hunt・ASO・腰部脊柱管狭窄
次の症例で異常が認められる検査法として最も適切なのはどれか。「75歳の女性。100m程度の歩行で左下肢後面に痛みやしびれが出現するが、低い手押し車の使用で症状は出ない。足の冷感や膀胱直腸障害はない。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
歩行で出現し前屈姿勢で軽快する神経性間欠性跛行から、腰部脊柱管狭窄症を考える問題です。下肢後面の症状をS1神経根に結び付け、アキレス腱反射の異常を選びます。
解説
低い手押し車を使うと症状が出ないのは、腰椎前屈により脊柱管や椎間孔が広がるためで、腰部脊柱管狭窄症の神経性間欠性跛行を示します。下肢後面の痛み・しびれはS1神経根領域を示唆し、S1障害ではアキレス腱反射が減弱または消失します。
膀胱直腸障害や進行性筋力低下が出現した場合は、緊急性を含めて医療機関で評価します。
選択肢の確認
1.SLRテスト:誤り。SLRテストは腰椎椎間板ヘルニアによる神経根刺激で陽性になりやすく、脊柱管狭窄症では必ずしも異常となりません。
2.アキレス腱反射:正しい。S1神経根障害ではアキレス腱反射が低下するため正しいです。
3.バビンスキー反射:誤り。バビンスキー反射は錐体路障害を示す病的反射で、腰部の末梢神経根障害では通常みられません。
4.フライバーグテスト:誤り。フライバーグテストは梨状筋症候群で坐骨神経症状を誘発する検査です。
覚えるポイント
- 前屈で改善する跛行は神経性を示唆。
- S1障害ではアキレス腱反射低下。
- L4は膝蓋腱反射、S1はアキレス腱反射。
- 膀胱直腸障害は緊急所見。