33PM135|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論現代医学的鑑別薬剤乱用頭痛・頸椎症性脊髄症・肩関節検査・坐骨神経・Ramsay Hunt・ASO・腰部脊柱管狭窄
次の症例で最も考えられる疾患はどれか。「75歳の男性。数か月前から両側の足趾の冷えとしびれを自覚。散歩中に下腿の痛みも出るが、休憩すれば歩くことができ、下肢の筋力低下はみられない。血圧は高く、喫煙歴は長い。ケンプテストは陰性。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
間欠性跛行の原因を、血管性か神経性かで鑑別する問題です。足趾の冷え、長い喫煙歴、高血圧、休息で改善する下腿痛は閉塞性動脈硬化症を示します。
解説
閉塞性動脈硬化症では、動脈硬化により下肢血流が低下し、歩行時に筋の酸素需要を満たせず下腿痛が生じます。休息すると需要が減って痛みが改善する血管性間欠性跛行が特徴です。足趾の冷感・しびれ、喫煙、高血圧は重要な手掛かりです。
急な安静時痛、蒼白、脈拍消失、麻痺などは急性下肢虚血の警告所見で、緊急対応が必要です。
選択肢の確認
1.腰部脊柱管狭窄症:誤り。腰部脊柱管狭窄症でも間欠性跛行を生じますが、前屈で改善する姿勢依存性が典型で、足趾冷感や強い動脈硬化危険因子は血管性を示唆します。
2.腰椎椎間板ヘルニア:誤り。腰椎椎間板ヘルニアでは根性痛、筋力低下、知覚障害、誘発テスト陽性などが中心です。
3.閉塞性動脈硬化症:正しい。冷感、喫煙・高血圧、歩行で生じ休息で改善する下腿痛が血管性跛行に一致するため正しいです。
4.脊椎分離すべり症:誤り。脊椎分離すべり症では腰痛や神経症状を生じますが、足趾冷感と動脈硬化危険因子を説明できません。
覚えるポイント
- 血管性跛行は歩行で痛み、休息で改善。
- 足の冷感・脈拍低下は血流障害の手掛かり。
- 喫煙、高血圧、糖尿病、脂質異常は重要な危険因子。
- 急性虚血徴候は緊急。