45AM59第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識病院設備等医療ガス・酸素安全/配管端末器・遮断弁

図のように治療用空気のアダプタプラグ(ピン方式)のピン 1 本が折損していた。接続できてしまう医療ガス配管端末器はどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、医療ガス配管端末器の誤接続防止機構が問われています。

図では、治療用空気のアダプタプラグのピンが1本折損しています。ピン方式では、ガスの種類ごとにピンの配置や形状を変えることで、異なる医療ガスの端末器へ接続できないようにしています。

解説

医療ガス配管設備では、酸素、治療用空気、亜酸化窒素、二酸化炭素、吸引などを取り扱います。これらを誤って接続すると、患者に異なるガスを供給してしまう危険があります。

そのため、配管端末器とアダプタプラグには、ガス別特定方式が採用されています。ピン方式では、ガスの種類ごとにピンの位置が異なり、正しいガスの端末器にだけ接続できる構造になっています。

図では、治療用空気のアダプタプラグのピンが1本折れています。しかし、ピンが1本折れたからといって、酸素、吸引、亜酸化窒素、二酸化炭素の端末器に接続できるようになるわけではありません。

残っているピンやプラグ形状、端末器側の構造により、他の医療ガス端末器には接続できないようになっています。

したがって、接続できてしまう医療ガス配管端末器はなしです。

図で見るポイント
図では、左側の治療用空気アダプタプラグで、矢印部分のピンが折損しています。右側はピンがなくなった状態です。ピンが1本なくなっても、他のガス端末器へ自由に入る構造にはなりません。

安全管理上のポイント
ピンが折損したアダプタプラグは、誤接続以前に破損品です。無理に使用せず、使用中止、表示、交換、点検を行います。

選択肢の確認

1.酸素
誤り。
治療用空気のアダプタプラグのピンが1本折損していても、酸素の配管端末器へ接続できるようにはなりません。酸素用端末器は酸素専用の接続構造になっており、治療用空気用プラグとの誤接続を防止します。

2.吸引
誤り。
吸引はガスを供給する端末器ではなく、陰圧を利用する設備です。治療用空気のアダプタプラグが破損していても、吸引用の端末器に接続できるものではありません。

3.亜酸化窒素
誤り。
亜酸化窒素は麻酔に用いられる医療ガスであり、治療用空気とは別の端末器形状・識別方式が用いられます。ピン1本の折損で亜酸化窒素端末器に接続できるようにはなりません。

4.二酸化炭素
誤り。
二酸化炭素用の配管端末器も、治療用空気とは異なる接続構造です。ピン方式は誤接続を防ぐための仕組みであり、ピンが1本折れても二酸化炭素端末器へ接続できるという判断にはなりません。

5.なし
正しい。
治療用空気のアダプタプラグでピンが1本折損していても、酸素、吸引、亜酸化窒素、二酸化炭素の配管端末器に接続できてしまうものはありません。破損したプラグは使用せず、交換や点検を行う必要があります。

覚えるポイント

  • 医療ガス配管端末器には、誤接続防止のためのガス別特定方式がある。
  • ピン方式では、ガスごとにピン配置を変えて接続先を限定する。
  • 治療用空気用プラグのピンが1本折損しても、他のガス端末器へ接続できるわけではない。
  • 接続できてしまう端末器はなしである。
  • 破損したアダプタプラグは使用せず、直ちに交換・点検する。
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