44PM42|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
速い血流速を計測するのに最も適した超音波ドプラ法はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、超音波ドプラ法の種類と、速い血流速の測定に適した方法が問われています。
速い血流速を測定するには、連続波ドプラ法が最も適しています。
連続波ドプラ法は距離分解能はありませんが、非常に速い流速でも折り返し現象、つまりエイリアシングが起こりにくいことが特徴です。
解説
超音波ドプラ法は、血球などの移動体から反射される超音波の周波数変化を利用して、血流の方向や速度を測定します。
パルスドプラ法では、特定の深さを選んで血流速を測定できます。どこを測っているかが分かるという利点がありますが、測定できる最大速度に限界があり、速い血流ではエイリアシングが起こります。
連続波ドプラ法では、送信と受信を連続して行います。特定の深さだけを選んで測ることはできませんが、高速血流を測定しやすく、弁狭窄や逆流などで生じる高速血流の評価に向いています。
カラードプラ法は血流の分布を色で表示する方法、パワードプラ法は血流信号の強さを表示する方法、組織ドプラ法は心筋などの組織運動を評価する方法です。高速血流の定量には、連続波ドプラ法が最も適しています。
ひっかけポイント
「どこの血流かを正確に測る」ならパルスドプラ法が有利ですが、「速い血流速を測る」なら連続波ドプラ法です。目的を読み分けます。
選択肢の確認
1.カラードプラ法
誤り。
カラードプラ法は、血流の方向や速度分布を色で表示する方法です。血流の全体像を把握するのに有用ですが、高速血流の正確な速度測定には連続波ドプラ法が適しています。
2.組織ドプラ法
誤り。
組織ドプラ法は、心筋などの組織の運動速度を測定する方法です。血液の速い流速を測る目的には適していません。
3.パルスドプラ法
誤り。
パルスドプラ法は測定部位を指定できる利点がありますが、速い血流ではエイリアシングが生じやすく、測定上限があります。
4.パワードプラ法
誤り。
パワードプラ法は血流信号の強さを表示し、低流速血流の検出などに有用です。ただし、速い血流速を定量する方法として最も適しているわけではありません。
5.連続波ドプラ法
正しい。
連続波ドプラ法は、高速血流でもエイリアシングが起こりにくく、速い血流速の測定に適しています。弁狭窄などの評価で重要です。
覚えるポイント
- 連続波ドプラ法は速い血流速の測定に適します。
- 連続波ドプラ法は距離分解能がありません。
- パルスドプラ法は測定深度を選べますが、エイリアシングに注意します。
- カラードプラ法は血流分布の表示に使います。
- パワードプラ法は血流信号の強さを表示します。