44PM43|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
パルスオキシメータの取り扱いで不適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、パルスオキシメータの正しい取り扱いが問われています。
パルスオキシメータは、拍動する動脈血の光吸収変化から SpO2 を推定します。
そのため、測定部位の血流が悪いと正確に測定しにくくなります。
測定部位を冷却すると末梢血管が収縮し、血流が低下するため不適切です。
解説
パルスオキシメータは、赤色光と赤外光を用いて、動脈血酸素飽和度を非侵襲的に推定する装置です。
測定には、拍動に伴う血液量の変化が必要です。したがって、末梢循環が悪い場合、体動がある場合、外光が強く入る場合、プローブ装着が不適切な場合には誤差が出やすくなります。
測定部位を冷却すると、末梢血管が収縮し、拍動成分が小さくなります。その結果、測定値が不安定になったり、測定不能になったりすることがあります。
一方、プローブによる圧迫や皮膚障害を避けるために測定部位を定期的に変えることは適切です。新生児には体格に合ったプローブを使用します。光線治療器の強い光がプローブに入ると外乱光となるため、遮へいすることも適切です。
ひっかけポイント
パルスオキシメータは光を使う装置ですが、ただ光が通ればよいわけではありません。拍動する血流が必要なので、冷却による血流低下は不適切です。
選択肢の確認
1.測定部位を冷却した。
正答。不適切です。
冷却により末梢血管が収縮し、測定部位の血流が低下します。パルス波形が小さくなり、SpO2測定が不安定になるため不適切です。
2.測定部位を定期的に変えた。
適切です。
同じ部位に長時間プローブを装着すると、圧迫や皮膚障害、低温熱傷などのリスクがあります。測定部位を定期的に変えることは適切です。
3.新生児に足背用プローブを使用した。
適切です。
新生児では体格や測定部位に合った専用プローブを使用します。足背などに装着できるプローブを用いることは適切です。
4.酸素飽和度下限警報値を 90% に設定した。
適切です。
SpO2の下限警報を設定することで、酸素化低下を早期に検知できます。90%は臨床でよく用いられる目安の一つです。
5.光線治療器の光がプローブに当たらないように遮へいした。
適切です。
外光や光線治療器の光がプローブに入ると測定誤差の原因になります。遮へいして外乱光を防ぐことは適切です。
この問題では、不適切な取り扱いを選ぶため、1が正答です。
覚えるポイント
- パルスオキシメータは拍動成分を利用します。
- 測定部位の血流低下は測定誤差の原因になります。
- 冷却は末梢血管を収縮させるため不適切です。
- 外乱光は遮へいします。
- 長時間装着では、測定部位を定期的に変えます。