40PM124|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第40回午後・問111〜136
70 歳、男性。食後に胸やけ、悪心、食物のつかえ感を訴え、胃食道逆流症(GERD)と診断された。この患者の症状を増悪させないために、摂取を避けるように指導する食品および料理として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
胃食道逆流症(GERD)の患者に、症状を悪化させないため摂取を避けるよう指導する食品を選ぶ問題です。
解説
GERDは、胃の内容物や胃酸が食道へ逆流し、胸やけ・悪心・つかえ感などを起こす病気です。
悪化を防ぐには、過食や高脂肪食を避け、食後すぐに横にならないことが基本です。高脂肪食、チョコレート、コーヒーなどは症状を誘発することがあります。また、グレープフルーツのような酸味の強い柑橘類は、逆流したときに胸やけを誘発・増悪させやすいため避けます。なお、実際の誘発食品には個人差があるため、症状との関係を確認して調整します。
消化のよい低脂肪でやわらかい食品(白粥、卵豆腐、里芋の煮物など)は症状を悪化させにくく、勧められます。
選択肢の確認
1.グレープフルーツ
最も適当。酸味の強い柑橘類は、胸やけなどの逆流症状を誘発・増悪させることがあります。本問の選択肢の中で、摂取を避ける食品として最も適切です。
2.麦茶
適当でない。麦茶はカフェインを含まず刺激も少ないため、GERDでも問題なく摂取できます。
3.白粥
適当でない。消化がよくやわらかいため、GERDの患者に適した食品です。
4.卵豆腐
適当でない。やわらかく低刺激で消化もよいため、避ける必要はありません。
5.里芋の煮物
適当でない。やわらかく煮た低脂肪の料理で、症状を悪化させにくい食品です。
覚えるポイント
- GERDでは、脂肪の多い食品・柑橘類・コーヒー・チョコレート・香辛料・炭酸飲料を避ける。
- 高脂肪食などは逆流を促し、酸味の強い食品は胸やけを誘発することがある。
- 誘発食品には個人差があるため、症状と照らして調整する。
- 消化がよくやわらかい低脂肪食は勧められる。