40AM85第40回 管理栄養士国家試験 過去問

応用栄養学第40回午前・問82〜97

日本人の食事摂取基準(2025 年版)において、集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって、EAR が設定された栄養素である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

食事摂取基準(2025年版)で、体内量の飽和(半数の者で飽和する摂取量)を根拠にEAR(推定平均必要量)が設定された栄養素を問うています。

解説

EAR(推定平均必要量)は、栄養素ごとに、欠乏症の回避、体内量の維持、体内量の飽和など異なる考え方で設定されます。

ビタミンB2は、集団内の半数の者で体内量が飽和する(尿中排泄が増え始める)摂取量を根拠にEARが設定されています。

2025年版では、体内量の飽和を根拠とする区分に該当するのは、この選択肢ではビタミンB2だけです。ビタミンB1は2020年版までと考え方が変わり、赤血球トランスケトラーゼ活性を指標として不足を回避する量から設定されています。

選択肢の確認

1.ビタミンA
誤り。ビタミンAは欠乏症を回避するための摂取量を基にする区分で、体内量の飽和を根拠とする区分ではありません。

2.ビタミンB1
誤り。2025年版のビタミンB1は、赤血球トランスケトラーゼ活性係数を正常範囲に維持し、不足を回避するための摂取量を基にEARが設定されています。尿中排泄量の増大による体内飽和を根拠とした旧版の考え方と区別します。

3.ビタミンB2
最も適当。半数の者で体内量が飽和する摂取量を根拠にEARが設定されています。

4.ビタミンB6
誤り。B6は血漿ピリドキサールリン酸(PLP)濃度を指標に、体内量を維持する摂取量を基に設定されています。

5.ビタミンC
誤り。2025年版のビタミンCは、血漿アスコルビン酸濃度を一定以上に維持して不足を防ぐ摂取量を基に設定され、体内量の飽和を根拠とする区分ではありません。

覚えるポイント

  • ビタミンB2は体内飽和(尿中排泄の増加)を根拠にEARを設定。
  • 2025年版のビタミンB1は赤血球トランスケトラーゼ活性を指標に不足回避量から設定。
  • ビタミンB6は血漿PLP濃度、ビタミンCは血漿アスコルビン酸濃度を用いて体内量の維持・不足回避を評価。

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