40AM19|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第40回午前・問17〜42
脂肪酸に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
脂肪酸の炭素数による分類、融点の違い、n-3系とn-6系の区別、生理活性物質の由来を問うています。
解説
脂肪酸は炭素数で短鎖(6以下)・中鎖(8〜12)・長鎖(14以上)に分けられます。
融点は、炭素数が多いほど高く、二重結合が多いほど低くなります。したがって飽和脂肪酸は不飽和脂肪酸より融点が高くなります。
イコサペンタエン酸(EPA、n-3系)やアラキドン酸(n-6系)からは、プロスタグランジンやロイコトリエンなどのエイコサノイド(生理活性物質)がつくられます。
選択肢の確認
1.短鎖脂肪酸は、炭素数8~10 の脂肪酸である。
適当でない。短鎖脂肪酸は炭素数6以下です。炭素数8〜10は中鎖脂肪酸です。
2.α─リノレン酸は、オレイン酸よりも融点が高い。
適当でない。α-リノレン酸は二重結合3個、オレイン酸は1個で、二重結合が多いα-リノレン酸の方が融点は低くなります。
3.パルミチン酸は、ステアリン酸よりも融点が高い。
適当でない。パルミチン酸(炭素数16)はステアリン酸(炭素数18)より炭素数が少なく、融点は低くなります。
4.リノール酸は、n─3系不飽和脂肪酸である。
適当でない。リノール酸はn-6系不飽和脂肪酸です。
5.イコサペンタエン酸(エイコサペンタエン酸)から、ロイコトリエンが生じる。
最も適当。EPAからはロイコトリエンなどのエイコサノイドが生成されます。
覚えるポイント
- 短鎖6以下・中鎖8〜12・長鎖14以上
- 融点は炭素数が多いほど高く、二重結合が多いほど低い
- リノール酸はn-6系、α-リノレン酸・EPAはn-3系