40AM21|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第40回午前・問17〜42
糖質の代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
解糖系・糖新生・ペントースリン酸回路など糖質代謝で、酵素と反応の対応が正しいかを問うています。
解説
解糖系ではグルコースが段階的にリン酸化・分解されます。
ホスホフルクトキナーゼ(PFK)は、フルクトース6-リン酸をフルクトース1,6-ビスリン酸に変換する酵素で、解糖系の律速段階(調節点)です。
整理:グルコースをグルコース6-リン酸にするのはヘキソキナーゼ(グルコキナーゼ)。ペントースリン酸回路はNADPHを生成。グルコース6-ホスファターゼは肝臓・腎臓にあり、筋肉にはありません。
選択肢の確認
1.グルコースは、アルドラーゼによりグルコース6─リン酸となる。
誤り。グルコースをグルコース6-リン酸にするのはヘキソキナーゼ(グルコキナーゼ)です。アルドラーゼは別の反応を触媒します。
2.フルクトース6─リン酸は、ホスホフルクトキナーゼによりフルクトース1,6─ビスリン酸となる。
最も適当。PFKが触媒する解糖系の律速反応です。
3.ペントースリン酸回路は、NADH を生成する。
誤り。ペントースリン酸回路が生成するのはNADPHです。
4.グリコーゲンの分解により、グリセロールが生じる。
誤り。グリコーゲン分解で生じるのはグルコース1-リン酸(最終的にグルコース)です。グリセロールは中性脂肪の分解で生じます。
5.グルコース─6─ホスファターゼは、筋肉に存在する。
誤り。この酵素は肝臓・腎臓に存在し、筋肉には存在しません。
覚えるポイント
- PFKはフルクトース6-リン酸を1,6-ビスリン酸にする律速酵素。
- ペントースリン酸回路が作るのはNADPH。
- グルコース6-ホスファターゼは肝・腎にあり筋肉にはない。