39PM172第39回 管理栄養士国家試験 過去問

応用力試験第39回午後・問171〜200

次の文を読み「171」、「172」、「173」に答えよ。 K 市保健センターに勤務する管理栄養士である。乳幼児相談において、男児(8か月、第一子)の母親からの相談に応じている。 母親は、授乳や離乳食の与え方が適切かどうか自信がなく、男児の発育の状態を心配している。夫は育児に協力的だが、昼間は母親と男児の2人でおり、引っ越してきたばかりで近所に知り合いはいない。 図2は、男児の授乳と離乳の状況を聞き取った内容である。この内容を踏まえた、母親への管理栄養士の助言として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 図2の聞き取り内容 現在は母乳中心で、寝る前だけミルク180 mL。授乳はおおよそ5回で、母乳は子どもが欲しがる時に与えている。離乳食は5か月から開始し、現在は1日2回で、離乳食の際にも授乳している。主に、おかゆ、うどん、小松菜、白身魚、全卵、鶏ささみ、豆腐、バナナを与えている。口をもぐもぐしてから、ごっくんしている。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

生後8か月児の授乳と離乳の状況を踏まえた、母親への助言として最も適切なものを問う事例問題です。母親は与え方に自信がありません。

解説

生後7〜8か月頃は離乳中期にあたり、離乳食は1日2回が目安です。図では、離乳食を5か月から始め、現在は1日2回、舌と上あごでつぶすように「もぐもぐ」してから飲み込めています。授乳も離乳食後を含めておおよそ5回あり、月齢に合っています。
卵は離乳初期から固ゆでした卵黄を少量ずつ試し、問題がなければ卵白を含む全卵へ進めます。8か月で全卵を食べられていることだけを理由に延期する必要はありません。フォローアップミルクも母乳や育児用ミルクの代替として一律に必要なものではありません。

対象者に注目。母親は自信がなく不安を抱えているため、適切にできている点を認めることが支援になります。

選択肢の確認

1.離乳食の全卵は、もう少し月齢が進んでからにしましょう。
最も適切とはいえない。固ゆで卵黄から少量ずつ始め、問題なく段階的に全卵へ進めているのであれば、8か月という月齢だけを理由に延期しません。
2.授乳の回数が少ないので、回数を増やしましょう。
最も適切とはいえない。図では離乳食後を含めておおよそ5回授乳しており、生後7〜8か月頃の目安と合っています。
3.不足しがちな栄養素を補うため、フォローアップミルクを与えましょう。
最も適切とはいえない。フォローアップミルクは必須ではなく、離乳が順調なら一律に勧める必要はありません。
4.月齢や成長・発達の段階に応じた与え方ができています。
最も適切である。適切にできている点を認め、不安な母親の自信を支える助言で、状況に合致します。

覚えるポイント

  • 生後7〜8か月頃は離乳中期で、離乳食は1日2回が目安。
  • 適切にできていれば認めて支持する。
  • フォローアップミルクは必須ではない。

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