39AM90|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第39回午前・問82〜97
新生児期・乳児期の栄養ケア・マネジメントに関する記述である。 最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
乳児期の栄養(母乳性黄疸、鉄欠乏、乳糖不耐症、はちみつ、食物アレルギー)を問う問題です。
解説
鉄欠乏性貧血は、体内の貯蔵鉄が減り母乳中の鉄だけでは不足しがちになる乳児期後期(離乳期)に起こりやすくなります。
母乳性黄疸では通常、母乳を中止する必要はありません。
乳糖不耐症では、原因と症状の程度に応じて乳糖除去乳や乳糖分解乳などを用います。母乳にも乳糖が含まれるため、「乳糖不耐症なら一律に母乳を与える」という選択肢は適切ではありません。ただし、二次性乳糖不耐症などでは母乳を継続できる場合もあり、実際の対応は状態を評価して決めます。
はちみつは乳児ボツリヌス症を防ぐため1歳未満には与えません(9か月では不可)。
食物アレルギー予防のために特定の食物の開始を遅らせることは推奨されていません。
選択肢の確認
1.母乳性黄疸では、母乳を中止しなければならない。
誤り。通常は母乳を中止する必要はありません。
2.鉄欠乏性貧血は、乳児期の後期(離乳期)に起こりやすい。
最も適当。貯蔵鉄が減る離乳期に鉄欠乏性貧血が起こりやすいです。
3.乳糖不耐症のある乳児には、母乳を与える。
誤り。母乳にも乳糖が含まれるため、乳糖不耐症への一般的な対応として一律に母乳を選ぶことはできません。原因・重症度に応じ、授乳継続の可否や乳糖除去乳などの使用を判断します。
4.はちみつは、生後9か月から与えても良い。
誤り。1歳未満はボツリヌス症予防のため与えません。
5.食物アレルギーの発症予防のためには、離乳期における特定の食物の摂取開始を遅らせる。
誤り。開始を遅らせることは推奨されていません。
覚えるポイント
- 鉄欠乏性貧血は離乳期(生後6か月以降)に起こりやすい。
- はちみつは1歳未満に与えない。
- 母乳性黄疸は通常授乳を継続。乳糖不耐症は原因・程度に応じて対応し、食物開始を遅らせてもアレルギー予防にはならない。