39AM70|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
基礎栄養学第39回午前・問68〜81
栄養素の吸収に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
各栄養素(単糖、アミノ酸、脂質、コレステロール)の吸収機構を問う問題です。
解説
ラクトース(乳糖)はグルコースとガラクトースに分解され、どちらもナトリウム依存性の輸送体SGLT1によって吸収されます。
フルクトースはGLUT5により濃度勾配に従って輸送され、ナトリウム勾配は利用しません。
アミノ酸は主にナトリウム依存性輸送体で吸収され、水素イオン勾配を利用するのは一部のペプチド輸送です。
短鎖脂肪酸はミセルを作らず、そのまま吸収されます(ミセルを作るのは長鎖脂肪酸)。
コレステロールの吸収には胆汁酸によるミセル形成が必要です。
選択肢の確認
1.フルクトースは、Na⁺の濃度勾配を利用して吸収される。
誤り。フルクトースはGLUT5で促進拡散され、ナトリウム勾配は使いません。
2.ラクトースを構成する単糖は、SGLT1により吸収される。
最も適当。グルコースとガラクトースはSGLT1で吸収されます。
3.アミノ酸は、H+の濃度勾配を利用して吸収される。
誤り。アミノ酸は主にナトリウム依存性輸送体で吸収されます。
4.短鎖脂肪酸は、主にミセルを形成して吸収される。
誤り。短鎖脂肪酸はミセルを作らず吸収されます。
5.コレステロールの吸収は、胆汁酸を必要としない。
誤り。コレステロールの吸収には胆汁酸が必要です。
覚えるポイント
- グルコース・ガラクトースはSGLT1、フルクトースはGLUT5。
- 短鎖脂肪酸はそのまま、長鎖脂肪酸はミセルで吸収。
- コレステロール吸収には胆汁酸が必要。