39AM45|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
食べ物と健康第39回午前・問43〜67
肉類に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
食肉の死後変化(pH、死後硬直、熟成)と肉色素の鉄の価数を問う問題です。
解説
メトミオグロビンは肉色素ミオグロビンが酸化されたもので、ヘム中の鉄は3価(Fe3+)で、褐色を呈します。
と畜後はグリコーゲンが嫌気的に分解されて乳酸ができ、pHは低下します。
死後硬直に達するまでの時間は、鶏肉より牛肉の方が長いです。
アクトミオシン形成は死後硬直で、肉は硬くなります。
熟成中はATPが分解されてうま味成分のイノシン酸が増えます(ATPが増えるのではありません)。
選択肢の確認
1.と畜後、グリコーゲンが嫌気的に分解されることで、pH が上昇する。
誤り。乳酸が生成しpHは低下します。
2.鶏肉の0~4℃における最大死後硬直期までの時間は、牛肉より長い。
誤り。鶏肉の方が短く、牛肉が長いです。
3.と畜後、アクトミオシンが形成されると、肉質は軟化する。
誤り。アクトミオシン形成は死後硬直で肉は硬くなります。
4.熟成中にATP が増加することで、うま味が増す。
誤り。ATPが分解しイノシン酸が増えてうま味が増します。
5.メトミオグロビンにおけるヘム中の鉄イオンは、3価である。
最も適当。メトミオグロビンの鉄は3価(Fe3+)です。
覚えるポイント
- 死後、乳酸生成でpH低下、アクトミオシン形成で硬直。
- 熟成でATP分解→イノシン酸(うま味)増加。
- ミオグロビンの鉄は2価、酸化されたメトミオグロビンは3価。