39AM25|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第39回午前・問17〜42
脂質代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
脂質代謝の酵素(LPL)、家族性高コレステロール血症、ネフローゼ、合併症を問う問題です。
解説
リポたんぱく質リパーゼ(LPL)は血中のキロミクロンやVLDL中の中性脂肪を分解します。LPLの異常があると分解できず、キロミクロンが血中に蓄積し高キロミクロン血症になります。
インスリンはLPL活性を高めます。
家族性高コレステロール血症はLDL受容体の異常が原因です。
ネフローゼ症候群の診断基準では大量たんぱく尿と低アルブミン血症が必須で、脂質異常症は必須条件ではありません。
著明な高中性脂肪血症は急性膵炎を起こしますが、高コレステロール血症では膵炎は起こしません。
選択肢の確認
1.インスリンは、リポたんぱく質リパーゼ活性を低下させる。
誤り。インスリンはLPL活性を高めます。
2.リポたんぱく質リパーゼの異常では、高キロミクロン血症をきたす。
最も適当。LPL異常で中性脂肪が分解されずキロミクロンが蓄積します。
3.家族性高コレステロール血症は、グルコース─6─ホスファターゼの欠損によって起こる。
誤り。原因はLDL受容体の異常です。
4.ネフローゼ症候群の診断基準では、脂質異常症が必須条件である。
誤り。必須はたんぱく尿と低アルブミン血症で、脂質異常症は必須ではありません。
5.著明な高コレステロール血症では、急性膵炎を起こす。
誤り。急性膵炎を起こしやすいのは著明な高中性脂肪血症です。
覚えるポイント
- LPLは中性脂肪を分解、異常で高キロミクロン血症。
- 家族性高コレステロール血症はLDL受容体異常。
- 急性膵炎は高中性脂肪血症で起こる。