38PM149|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
公衆栄養学第38回午後・問137〜152
日本人の食事摂取基準(2020 年版)を用いた、成人集団の食事摂取状況の評価に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
食事摂取基準(2020年版)を用いた集団の食事摂取状況評価の方法を問う問題です。
解説
集団の摂取不足の評価では、推定平均必要量(EAR)を下回る者の割合を算出します(カットポイント法)。エネルギーはBMIの分布で評価し、目安量(AI)は摂取量の中央値がAI付近以上かで判断します。推奨量(RDA)は不足の評価に用い、過剰は耐容上限量(UL)で評価します。生活習慣病予防は目標量(DG)の範囲内かで評価します。
選択肢の確認
1.エネルギーの摂取不足の評価では、BMI の平均値が目標とするBMI の下限値以下であることを確認する。
記述としては誤り。エネルギーはBMIの分布(目標範囲を下回る者の割合など)で評価します。
2.EAR が設定されている栄養素の摂取不足の評価では、摂取量がEAR を下回る者の割合を算出する。
最も適当。EARを下回る者の割合を算出するのが正しい方法です。
3.AI が設定されている栄養素の摂取不足の評価では、摂取量がAI を下回る者の割合を算出する。
記述としては誤り。AIは不足の割合ではなく、摂取量の中央値がAI以上かで判断します。
4.RDA が設定されている栄養素の過剰摂取の評価では、摂取量がRDA を上回る者の割合を算出する。
記述としては誤り。過剰は耐容上限量(UL)を上回る者の割合で評価します。
5.生活習慣病の発症予防を目的とした評価では、摂取量の平均値がDG 以下であることを確認する。
記述としては誤り。DGは範囲で示され、範囲を外れる者の割合などで評価します。
覚えるポイント
- 集団の不足評価=EARを下回る者の割合(カットポイント法)。
- 過剰=ULを上回る者の割合、エネルギー=BMIの分布。
- 生活習慣病予防=DGの範囲内かで評価。