38PM114|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第38回午後・問111〜136
経鼻胃管にて、1.0 kcal/mL の半消化態栄養剤(常温)を100 mL/時で200 mL 投与したところ、下痢が生じた。その対策に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
経腸栄養で下痢が生じたときの対策を選ぶ問題です。
解説
経腸栄養の下痢の主な原因には、投与速度が速すぎること、栄養剤の浸透圧や脂肪の問題、温度が低いことなどがあります。まず投与速度を落とすことが基本的で有効な対策です。100 mL/時で下痢が出たので、20 mL/時にゆっくり投与します。
選択肢の確認
1.1 時間で200 mL を投与する。
適当でない。投与速度をさらに速めると下痢が悪化します。
2.脂肪含有量の多い経腸栄養剤に変更する。
適当でない。脂肪が多いと下痢を悪化させることがあります。
3.2.0 kcal/mL の経腸栄養剤に変更する。
適当でない。高濃度(高浸透圧)にすると下痢を助長するおそれがあります。
4.20 mL/時で投与する。
最も適当。投与速度を落とすことで下痢を軽減できる基本的な対策です。
5.4 ℃にして投与する。
適当でない。冷たい栄養剤は腸管を刺激し下痢を招くため、常温が望ましいです。
覚えるポイント
- 経腸栄養の下痢はまず投与速度を落とす。
- 高濃度・高脂肪・低温は下痢を悪化させやすい。
- 栄養剤は常温で投与する。