37AM33|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第37回午前・問17〜42
内分泌疾患とホルモンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
内分泌疾患(尿崩症、副甲状腺、アルドステロン症、アジソン病、褐色細胞腫)とホルモン変化を理解しているかが問われています。
解説
原発性副甲状腺機能亢進症では副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰となります。PTHは腎臓でリンの再吸収を抑えて尿中排泄を増やすため、血清リン値は低下します。一方、血清カルシウム値は上昇します。
尿崩症には、バソプレシンの分泌が低下する中枢性と、腎臓でバソプレシンが作用しにくい腎性があります。したがって、尿崩症を一律に「バソプレシン分泌が増加する」とは説明できません。
選択肢の確認
1.尿崩症では、バソプレシンの分泌が増加する。
誤り。中枢性尿崩症ではバソプレシンの分泌が低下します。腎性尿崩症では分泌低下ではなく腎臓の反応性が低下するため、「尿崩症では分泌が増加する」と一括するのは不適切です。
2.原発性副甲状腺機能亢進症では、血清リン値が低下する。
最も適当である。PTH過剰でリンの尿中排泄が増え、血清リンは低下します。
3.原発性アルドステロン症では、血漿レニン活性が上昇する。
誤り。アルドステロン過剰でレニンは抑制され低下します。
4.アジソン病では、コルチゾールの分泌が増加する。
誤り。アジソン病(副腎皮質機能低下)ではコルチゾールは低下します。
5.褐色細胞腫では、カテコールアミンの分泌が減少する。
誤り。褐色細胞腫ではカテコールアミンが過剰分泌されます。
覚えるポイント
- 原発性副甲状腺機能亢進症は高Ca・低リン
- 中枢性尿崩症はバソプレシン分泌低下、腎性尿崩症は腎臓での作用低下
- アジソン病はコルチゾール低下
- 原発性アルドステロン症はレニン低下、褐色細胞腫はカテコールアミン増加