37AM20|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第37回午前・問17〜42
酵素に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
酵素の反応速度論(活性化エネルギー、競合阻害、Km)と活性化の理解が問われています。
解説
酵素は活性化エネルギーを低下させて反応を進めます。
競合阻害物質は基質と似た構造で活性部位に結合し、基質濃度を上げると阻害を打ち消せるため最大速度Vmaxは変わらずKmが大きくなります。
Kmが小さいほど基質への親和性が高いことを示します。
選択肢の確認
1.酵素は、化学反応の活性化エネルギーを増大させる。
誤り。酵素は活性化エネルギーを低下させます。
2.競合阻害では、反応の最大速度(Vmax)は低下する。
誤り。競合阻害ではVmaxは変わらず、Kmが増大します。
3.競合阻害物質は、活性部位に結合する。
最も適当である。競合阻害物質は基質と競合して活性部位に結合します。
4.ミカエリス定数(Km)は、親和性の高い基質で大きくなる。
誤り。親和性が高いほどKmは小さくなります。
5.トリプシノーゲンは、リン酸化により活性化される。
誤り。トリプシノーゲンは、十二指腸粘膜のエンテロペプチダーゼ(旧称エンテロキナーゼ)により一部が切断され、活性型のトリプシンになります。これは限定分解であり、リン酸化ではありません。
覚えるポイント
- 酵素は活性化エネルギーを下げる
- 競合阻害はVmax不変、Km増大、活性部位に結合
- Kmが小さいほど基質親和性が高い