36PM124|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第36回午後・問111〜136
うっ血性心不全患者において、前負荷を減らす栄養管理である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
うっ血性心不全で「前負荷(心臓に戻ってくる血液量・循環血液量)」を減らす栄養管理を選ぶ問題です。
解説
前負荷とは、心臓に戻ってくる血液量(静脈還流量)や循環血液量のことです。心不全ではこの量が多いと心臓の負担が増し、うっ血や浮腫が悪化します。
循環血液量は体内のナトリウム量と水分量に大きく左右されます。食塩(ナトリウム)を摂りすぎると体は水分をため込み、循環血液量が増えて前負荷が高まります。
したがって食塩制限を行うと、体内の水分貯留が減り、循環血液量つまり前負荷を減らせます。心不全の食事療法の基本が減塩であるのはこのためです。
選択肢の確認
1.たんぱく質制限
誤り。たんぱく質制限は腎不全などで行うもので、心不全の前負荷軽減とは直接関係しません。
2.乳糖制限
誤り。乳糖制限は乳糖不耐症への対応で、前負荷とは無関係です。
3.食物繊維制限
誤り。食物繊維の調整は便通などに関わり、前負荷軽減とは無関係です。
4.食塩制限
正しい。ナトリウム制限により水分貯留が減り、循環血液量すなわち前負荷を減らせます。
5.カリウム制限
誤り。カリウム制限は高カリウム血症への対応で、前負荷軽減の目的とは異なります。
覚えるポイント
- 前負荷は循環血液量・静脈還流量のこと。
- 食塩制限で水分貯留を抑えると前負荷が下がる。
- 心不全の食事療法の基本は減塩。