36PM129|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第36回午後・問111〜136
COPD の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の病態(呼吸機能や体組成の変化)と栄養管理の考え方を問う問題です。
解説
COPDは気道が慢性的に閉塞して息を吐き出しにくくなる病気です。閉塞性障害では1秒率(1秒間に吐き出せる割合)が低下します。
ガス交換が悪くなるため、動脈血酸素分圧(PaO2)は低下し、二酸化炭素分圧(PaCO2)は上昇しやすくなります。
COPDの患者は呼吸するだけで多くのエネルギーを使い、消耗が激しいため、るい痩や除脂肪体重(筋肉量)の減少が起こります。したがって栄養管理では高エネルギー・高たんぱく質食が基本で、エネルギーやたんぱく質を制限してはいけません。
選択肢の確認
1.1 秒率は、上昇する。
誤り。閉塞性障害により1秒率は低下します。
2.動脈血酸素分圧は、低下する。
正しい。ガス交換障害により動脈血酸素分圧は低下します。
3.除脂肪体重は、増加する。
誤り。エネルギー消費の増大により除脂肪体重(筋肉量)は減少します。
4.投与エネルギー量を制限する。
誤り。消耗が大きいため高エネルギー食とし、制限はしません。
5.たんぱく質を制限する。
誤り。筋肉量維持のため高たんぱく質食とし、制限はしません。
覚えるポイント
- COPDは閉塞性障害で1秒率が低下する。
- 動脈血酸素分圧は低下、二酸化炭素分圧は上昇。
- 消耗が激しく、高エネルギー・高たんぱく質食が基本。