36PM104|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
栄養教育論第36回午後・問98〜110
高血圧で減塩が必要だが、気にせず醤油をかけて食べる習慣がある中年男性に対する支援である。意思決定バランスの考え方を用いた支援として、最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
「意思決定バランス(行動を変える良い点と悪い点を天秤にかける考え方)」を用いた支援を選ぶ問題です。
解説
意思決定バランスとは、ある行動を続けることや変えることについて、メリット(恩恵)とデメリット(負担)を本人に考えてもらう手法です。
現状を続けた場合の悪い点や、変えた場合の良い点を意識させることで、変化への動機を高めます。
減塩醤油への変更や醤油を置かないなどは、行動を変えやすくする環境調整(刺激統制)で、意思決定バランスとは異なります。
選択肢の確認
1.家で使っている醤油を、減塩醤油に替えるように勧める。
適当でない。環境を変える刺激統制にあたり、意思決定バランスではありません。
2.食卓に、醤油を置かないように提案する。
適当でない。きっかけを減らす刺激統制で、意思決定バランスではありません。
3.「かけすぎ注意」と書いた紙を、醤油さしに貼ってもらう。
適当でない。注意を促す刺激(きっかけ)の工夫で、意思決定バランスではありません。
4.これまでどおり醤油をかけて食べ続けると、家族がどのように思うかを考えてもらう。
最も適当。現状を続けた場合のデメリットを考えさせる問いかけで、意思決定バランスの考え方にあたります。
5.1 日何回、料理に醤油をかけたかを記録してもらう。
適当でない。セルフモニタリング(自己記録)で、意思決定バランスではありません。
覚えるポイント
- 意思決定バランス=行動のメリットとデメリットを天秤にかける。
- 現状維持の欠点・変化の利点を意識させる。
- 環境調整(刺激統制)や自己記録とは区別する。